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僕とねこさん4にしおりをはさみました!
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僕とねこさん4
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佐々木さんに抱えられながら廊下を進む。
佐「僕はね、自分の理想の子を作りたいんだ。まださくらは小さいからね。いいことを教えるのはもう少し経ってからかな」
沙「え…?いいこと…?」
佐「うん、いいこと、だよ。あと…1年か2年か…僕はゆっくり育てるのが好きなんだよね。ゆっくり知っていくといいよ」
1年…そんなに僕は長くここにいるのだろうか…ここから出られないのだろうか…
そう考えると、とても怖くて体が勝手に震えた。
部屋に入るとソファに座る佐々木さんの膝に座らされた。
佐「震えてるね、大丈夫、怖くないよ。僕は優しいからね」
沙「あっ…」
佐「ねえ、そのぬいぐるみは?」
沙「あっえっと…僕の大切なものです…」
佐「似合ってるね、さくらにそっくりで可愛い」
沙「あっ…ありがとう…ございます…」
佐「敬語なんていいよ、僕のことは親と思って接してよ」
沙「あっ…はい」
佐「さくら?さくらは親に敬語を使うの?」
沙「えっと……あの…」
佐「…ケーキを食べようか、僕が食べさせてあげる、さくらは何が好き?チョコレートケーキかな?モンブラン?んー?さくらにはショートケーキが似合うかな?ショートケーキにしようか、さくらはショートケーキ好き?」
沙「あ、はい…すき…です……」
佐「さくら?敬語」
沙「え…あ…」
佐「なんでそんなに緊張してるの?僕は怖い?怖くないよね?僕は優しいんだよ?ね?緊張なんてしないよね?ほら、ケーキだよ。あーん」
沙「えっ…あっ……こわくない…です…」
佐「ねえ、何度言わせるの?敬語」
佐々木さんの顔はどんどん怖くなっていって、手を振りあげた。
そして僕の頬を叩いた。
痛くてとってもヒリヒリして…
佐「さくら、お仕置だよ」
そう言って何度も殴られ、蹴られた。
痛くてとっても痛くて…
どのくらいそうしていただろうか…佐々木さんが僕の髪を持って僕に言った。
佐「僕は馬鹿な子は嫌いだよ?もう敬語は使わない。わかったね?」
沙「は…あっ…うん、」
佐「うん、いい子。じゃあ、ケーキを食べようか」
沙「うん…」
その後から佐々木さんの顔色を伺いながら過ごす日々が続いた。
佐々木さんの気分で殴られたり蹴られたり…時には優しくされたり…
そんな生活が1年半は続いたらしい。
その間僕はいいこと、という物は教えられなかった。
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