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もう本気にならない にしおりをはさみました!
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もう本気にならない
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茶髪はニコニコしながら聞いてきた。
「君の名前何て言うの?」
「水月。あんたこそ名前は何て言うの?」
「俺は円(まどか)。水月か、見た目も可愛いけど名前まで可愛いんだね。」
なんてことを言われる。けど、たいして嬉しくはない。好きな相手から言われるんだったら別だろうが、僕にはそんな人はいないのだからしょうがない。
この人は円と言うのか。まぁ、どうせ一夜だけなんだ。覚える必要はないだろう。
僕は円の手に自分の手を重ね、上目遣いで頼む。
「このあと暇…?」
「うん。暇だよ。」
そう言い僕の手を引き、会計をすませに向かう。さすが話が分かる。ここにいるってことは大体がそういうやつらだから、話がわからない方がヤバイんだけどね。
カランカラン
外にでると少しさぶかった。冬だから仕方ない。そのまま手を引かれる。
そのあとは言うまでもない。
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