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もう本気にならないにしおりをはさみました!
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もう本気にならない
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お腹すいた…時計をみるともうすぐ12時だった。
近くのコンビニにでも飯買いに行こうかな…。僕は財布だけ持つと家に鍵をかけずにコンビニへ向かった。
近くだし、マンションの住人しか入り込めないし、大丈夫だろう。
外にでると雪が降っていた。粉雪だ。積もることはないだろう。
「あれ、水月?」
ん、この声は香?
振りかえると香がいた。懐かしい。こいつとは中学からの付き合いだ。僕の親友。
「香さん、知り合いの人ですか?」
香の服を遠慮がちにつかみ、背に隠れてこちらを見る少年…か?女の子にも見えないことはないが。どちらにせよ美人さん。
「うん。この人は水月って言って、俺の友達。」
香は少年の頭をポンポンしながら答える。
「香、誰それ?美人だな。新しい彼女?高校の時の人とは別れたの?」
そう聞くと香はぁあ~と頬をかきながら答える。
「それがあの人とはすぐ別れちゃったんだよね~。こいつは蜜。訳あって家に住んでんの。」
「あっ、はじめまして。蜜です。」
慌ててお辞儀をする蜜くん。
「僕は水月。よろしく蜜くん。」
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