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やめてくれにしおりをはさみました!
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やめてくれ
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side 初春
イチゴタルトを食べていた水月はいつの間にか眠ってしまった。
原稿を仕上げるために睡眠時間を削っていたのだから当然だ。
俺は水月を抱き上げ、寝室に運んだ。
「んぅ…はつ…いか…で」
「水月?」
寝言で何かしゃべっているが聞き取れない。リビングに戻って俺はソファで寝るか。
「行かないでッ」
「水月?」
突然の声に振り向いて水月を見る。しかし相変わらず眠っているし、寝言か?
悪夢でも見ているのだろうか?
俺は屈んで水月の前髪を上げ、おでこにそっとキスをした。
「大丈夫だ、何処にもいかない」
水月の寝顔が見れるし此処で寝ようかな。んー、でも布団何処にあるか分かんないわ。仕方ない。
俺は水月を抱きしめるような体勢でベッドに寝転がった。
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