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恋の実りはスープと共ににしおりをはさみました!
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恋の実りはスープと共に
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家に戻るとベーコンの焼ける
いい匂いが鼻をくすぐった。
台所ではきっくんとえおえおが
料理を仕上げていく。
「美味そう〜！ちゃんとした朝飯食べんの久しぶりかも！！」
FBがきらきらとした瞳で出来上がった
料理を見つめている。
俺も料理が出来たらFBにこんな顔をさせてあげられるのかな なんて事を考える。
「俺も料理が出来たらなあ」
つい本音が口から零れる。
「何あろま 作ってみたい？」
きっくんはにやりと口元を上げてこちらへ来る
「え」
「はい じゃああろまスープ作りバトンタッチ！」
「は？」
きっくんにおたまを渡される
これでどうしろと言うんだ
「あと野菜入れてちょっと味整えるだけだからさ」
そのちょっとが分かれば苦労しない
ただ少しFBが期待した目をしているのは気のせいだろうか。
「これでFBくんのハートも胃袋もキャッチ！なんつって！！ふふふっ！！！」
耳元できっくんが囁く
堕天使なんてもんじゃない 悪魔だ。
今すぐ殴り飛ばしたくなる衝動を抑え
俺はFBにいい所を見せたい一心で腕を奮った。
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