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episode.116 体温にしおりをはさみました!
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episode.116 体温
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〜琉side〜
ウサギを抱きしめる恋が可愛くて、琉は思わず恋を押し倒した。
本当は、記憶が全て戻るまでは…と思っていた琉だったが、恋の可愛さに、理性が限界を訴えていた。
ソファに押し倒し、恋の首元にキスを繰り返す。
「ん……ぁっ……」
恋はピクッ、ピクッと体を震わせ、腕はぎゅっとウサギを抱きしめていた。
(可愛い……)
「恋……ウサギ、離して。」
体の間に入るウサギが少しもどかしくて、琉はそう言った。
「……っあ……い、やです……」
「どうして?」
琉は恋に聞きながら、服の裾から手を入れ、胸の先端に指を這わせる。
そして相変わらず首元にはキスを落とす。
「っあ!っん……」
胸の先端をクリクリと指で弄んでやれば、恋は甘い声を上げた。恥ずかしいのか、ウサギを口元に持っていく。
「ねえ、なんで、ウサギ離してくれないの?」
意地悪をするように、聞きながら胸を弄ぶ。
「っあ!ぅんっ……あか、つさんっ、が……ぁんっ……くれ、た……からっ……」
(……これは無意識なんですかね?)
琉は思わず自問してしまった。
「でも……ウサギ、汚れちゃうよ?」
そしてわざとそう言ってやれば、これからすることを想像したのか、耳も首も顔も真っ赤にして、恋が目を伏せる。
「ね、ウサギ、置いとこうよ。」
恋からウサギを優しく取り上げ、ウサギを机の上に座らせる。
それがちょうどこちらを見ているようになっていて琉は少しおかしくなった。
「恋、こっち向いて。」
目を伏せている恋にそう言うと、恋はおずおずと目を向けた。
少し潤んでいて、上気した顔は、琉を欲情させるには十分すぎた。
「ん……ふ、ん……んぅ……」
チュ、クチュ、とリップ音を立てながら、啄ばむようなキスをする。
そして手は再び胸に這わせ、優しく撫でるように触る。
「んっ……ん、ふぁ、んっ……」
徐々にキスを深くしていき、恋の舌を絡め取れば、声が少し上ずった。
「恋、服、脱いで。」
服がもどかしくなり、一度唇を離すとそう言った。
今日は4月にしては寒かったが、暖房がついているおかげで部屋は暖かい。
「寒くない?」
だが、着ていた薄手のニットを脱いだ恋にそう尋ねる。
「……寒くない、けど……あっためて、ください……」
そう言ってしがみついてきた恋は、とても可愛くて。
そして久しぶりに感じた体温は、とても温かくて、愛しくなった。
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