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〜恋side〜
10月1日
「わ…大丈夫?」
「…大丈夫じゃない…」
「千秋がこんな風になるのって珍しいね。」
今日は千秋の誕生日を3人で祝うために千秋の家にやってきていた。
「僕、今まですごく我慢させてたみたい…」
「あ…そういうことね。」
「紘さんの本心が爆発したと。」
明希と恋は千秋の話を聞いて苦笑いだ。
「恋の気持ちがよくわかった…翔也さんは甘々でトロトロにしてくるタイプだって聞いてたから、僕は紘さんは翔也さんみたいなタイプかと思ってたのに…」
「え、琉さんみたいだったってこと?」
「多分…」
「琉さんといえばドS絶倫遅漏野郎って小雪さんに言われたんだっけ?」
「いや、ドSはついてなかったけども…まあSっぽいところはあるよね、うん。」
「遅漏ってわけではないと思うんだけど…紘さんは意外と意地悪だった。」
「とりあえず腰をどうにかするか?」
「本当痛いんだけど…恋、いつもよく生活できてるね。」
「仕事で慣れてたのもあるから…お尻が痛いことはよくあったし…まあ腰の鈍痛は慣れだね…」
「紘さん今までは我慢してたんだね、すごく。」
「そうみたい…昨日さ、出さないでイったみたいな変な感じになったんだけど、あれ何?」
「あー、空イキじゃん?」
「何それ?」
恋の言葉に千秋は首を傾げる。
「ドライオーガズムってやつ。精液出さずにイくこと。前立腺への刺激で得られる快感…みたいな?」
「あれなんなの…?意識飛ぶかと思った。」
「あれやばいよね。」
「…そんなにやばい?」
明希がなんとも言えない表情をして2人に聞く。
「したことないの?」
「や…多分あるんだけど…記憶にはない。」
「あれ本当頭おかしくなるかと思うから…」
「俺まだ一回も空イキって感じたことないから…」
「翔也さんならいつかしそうだよな…」
恋はそう言って笑う。
「それな…」
「明希の記憶にはないだけですでにされてる可能性も…」
「腰めっちゃ痛くなるからな。」
「…もしかしたら初夜の時したかも。」
千秋と恋に言われて明希はふとそう言った。
「まじか。」
「翌日めちゃくちゃ腰痛かったし…」
「明希は今月誕生日だったよね?その日は気をつけて…」
千秋は苦笑いしながらそう言う。
「まあそれより今日は千秋の誕生日のお祝いってことで。」
恋はそう言って持ってきていた袋を渡す。
「俺と琉さんからね。」
「…スーツ?!」
「うん。何あげたらいいか迷ったんだけど、琉さんが、スーツはどうか?って。スーツは琉さんの独断。一緒に入ってるネクタイは俺が選んだよ。」
「ありがとう!」
「じゃあ俺からね!」
「これって…」
「ペアグラスだよ!千秋もお酒飲める年齢になったし、紘さんがお酒好きって聞いて。シャンパンは翔也さんからだよ。」
「ありがとう。すごい嬉しい。」
「…あー。ふふ、俺わかっちゃったー。昨日紘さんが燃えた理由。」
恋が突然そう言う。
「へ?」
「え、なになに?」
「千秋の指ー。」
「…?あーーーーーっ!!!」
恋と明希はニヤニヤしながら千秋を眺め、千秋はそれに頬を赤く染めた。
「婚約指輪ー?」
「た、ぶん…」
「千秋真っ赤ー!かわいいー!」
「恥ずかしい…」
「よかったな。」
「…うん。」
「あーもう、あとは恋だけだね!恋も指輪もらっちゃいなよー。」
「俺がなんか言えることじゃないだろ…」
「琉さんのことだから、なんかすごいサプライズ考えてそう。」
「…どうだろ。」
「あー、琉さん何考えてんのかなぁ。」
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「へっくしゅん!」
「赤津くーん、大丈夫?」
「すいません!」
「大丈夫だよー。撮りなおそっか。」
(…秋風邪?)
突然のくしゃみに首を傾げた琉さんでした。
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