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〜明希side〜
10月13日
「恋ー!お待たせ!」
「おう、行くか。」
恋と並んで歩き出し、店を目指す。
今日の同窓会は、中学の時の男子のメンバーをそれなりに集めたらしい。
「俺、卒業して以来全然会ってないわ…」
「だよねー。俺は何人かとは会ってたけど…」
他愛もない話をしながら歩き、しばらくすると店に着いた。
オシャレなバーのような外観で、今日は貸し切りらしい。
「おー!明希ー!恋ー!」
「おー!久しぶり!」
「久しぶり!」
「変わってねーな!」
「いや、色気が出てるわ。」
2人が入ると、すでに多くの人が集まっていて、冗談を交えて笑いながら話しかけてくる。
空いていた席について、飲み物を注文する。
「何人か遅れてくるらしいけど、とりあえず始めちゃおうぜ。何食う?」
「適当に頼んだらみんな食うよ、多分。」
「それもそうだなー。」
ピザやパスタなどのイタリアンが多く、それらを注文して昔話に花を咲かせる。
中学の頃の懐かしい話や、近況報告などでその場はあっという間に盛り上がる。
「俺トイレ行ってくる。」
「俺も行くー。」
「俺も俺も。」
恋の一言で、何人かで連れ立ってトイレに席を立つ。
個室二つしかなかったので恋と明希は最後まで待った。
「はー、なんか懐かしい話ばっかりだね。」
手を洗いながらなんとなく話をする。
「だなー。あの時の奴らいた?」
「ううん。いなかった。」
明希のことをレイプした5人は来ておらず、傑もいなかった。
「傑…どうしてんのかね。」
明希も考えていたことを恋が口にする。
傑がしたことに対して、怒りもあるし、恐怖ももちろんあるが、傑とちゃんと仲直りしたい気持ちもある。
連絡も来なくなった今、モヤモヤとした気持ちが残ったままだった。
「恋くーん。」
ふと、明希たちとは別のテーブルにいた男たちがトイレに数人でやってきた。
なぜかニヤニヤとしながら恋の名前を呼ぶ。
「なに?…てか誰…?」
「つれねーなぁ。隣のクラスだったじゃーん。」
さすがに中学から5年も経っていて、隣のクラスの人まで顔を覚えているわけもない。
「…そう…で何の用?」
「これってさー、恋くんだよねぇー?」
男がそう言って取り出したのはスマホ。
そして動画を再生する。
「ひゃ…も…やら…いやぁ…」
「じゃあ素直におねだりしてごらん?」
「やら、やら…」
「恋はやだばっかりだなぁ?」
「ひぅっ!しょこ…つかないれぇ…」
「呂律回ってないよ?」
「ひゃぁぁぁ?!」
「あー、ここがいいの?」
「ひぁぁぁっ!」
「そろそろ、出すよ。」
「んや、や、ぁ…あ、あ…あ!」
「イ、くっ…!」
「ふあぁぁぁぁ!」
動画を止め、ニヤニヤと恋を眺める男たち。
おそらく、恋が体調を崩した時に、媚薬を飲まされて撮られたものだ。
「こんなことしてエッチだね?」
「誰とでもヤってんのー?」
「その仕事はもうやめたよ。それに好きでやってたわけじゃない。」
「よく言う。」
男の1人は恋のお尻に手を回して揉んだ。
恋はビクッと肩を震わせて眉間にしわを寄せる。
「なにしてんの。」
「大人しく俺たちの相手してよ。いいでしょ?このままここ抜け出してさー。」
「ちょ、ちょっと!やめなよ!」
「明希は黙ってて。」
「早く出てってよー、イイコトするんだから。それとも明希も参加希望?」
「…明希、いいから出てろ。」
「や、やだよ!」
「明希、大丈夫だって。」
「でも…」
恋は外で待ってろ、と口パクしてきた。
明希は仕方なく、素直に従うことにした。
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