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〜琉side〜
11月13日 6時
まだ眠っている恋の頭を撫でながら、琉は優しい顔で恋を眺める。
穏やかな顔で眠っているのを確認し、琉はそっとベットを抜け出す。
「…おはよう。」
「おはよう。そこに座りなさい。」
やはり起きていた母、眞弓は怒っている。
「恋くんを不安にさせて、あんた何考えてるのよ。迎えに来たと思ったら昨日のは何?」
「…俺に言い寄ってきた女を振ったら、ああなった。言い寄ってきた女が鷹島グループの一人娘で、恋には手出すなって警告したのに男をよこしてきた。無理やりされそうになってたのを連れ帰ってきたから…」
「そうだったの…家に帰ってもいいけど、今日はここにいたら?」
「え…いいの?」
「昨日雨に濡れてたから心配だし、琉も恋くんも仕事休みなら、慌てて帰ることもないでしょ?」
「じゃあ、甘えさせてもらう。」
「あんなに必死な顔した琉を見たのは久しぶりだったわ。」
眞弓はそう言って優しく微笑む。
「大事にしなさい。」
「…うん。ありがと、母さん。」
「さ、恋くんのそばにいてあげなさいよ。今日はゆっくり寝てていいわよ。」
眞弓にそう言われ、琉は部屋に戻る。
そっとベットに入ると、恋が目を開けた。
「悪い。起こしたか?」
「ん…何時…ですか…」
「気にしなくていいよ。ゆっくり寝てていいって。」
そう言って恋を抱きしめると、スリスリと擦り寄ってくる。
「ん…お休みなさい…」
きゅっと琉の服を掴んで、恋はまたスヤスヤと寝息を立て始める。
久しぶりの恋の温もりに、琉もまた、眠りに落ちていった。
☆おまけ☆
鷹島グループは琉と恋にさらなる嫌がらせを計画していたが、とある圧力がかかった。
その圧力は…
【鷹島グループ様。最近の売り上げ不振のことが気になります。これではうちからの支援を打ち切らせていただく形になります。他のことに惚けず、しっかりするように。
UHグループ会長 上原明利】
恋たちの話を聞いた明希が怒って、菜々子に相談。その結果明利の耳にも入り、明希の大切な友人とその恋人を傷つけたなんて許せん、と思った明利の行動。
さらに烏沢グループ代表取締役、烏沢紘も恋たちの味方だと知った鷹島グループは、2度とこの2人に手を出さなくなりました。
【力関係】
鷹島グループ<<<烏沢グループ<<<<<<<<<UHグループ
紘と明利は強い。笑
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