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*106
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〜恋side〜
「ん…」
もう一度恋が目を覚ました時、時刻はすでに9時だった。
「わ…寝すぎた…」
「ん、起きた?」
「あ…ごめんなさい…起こしました?」
「大丈夫。母さん出かけるって行ってて、今日は夕方まで帰ってこないって。」
「そうですか…あ、朝ごはん食べますか?」
「んー…もう少し。」
琉はぎゅっと恋を抱きしめてくる。
「このまま寝てたいなぁ…恋とイチャイチャしてたい。」
「なんですかそれ。」
琉の言葉に恋はクスクス笑う。
喧嘩して、仲直りした後というのはどうもイチャイチャしたくなるものだ。
「あー…にしても昨日の男腹立つな。恋の体ベタベタ触りやがって…」
琉はそう言いながら恋の頭を撫でる。
「…琉さん…」
「ん?」
少し体を離し、琉を見上げる。
唐突にキスがしたくなり、唇を重ねる。
チュ、と触れ合うだけ。
「…ちょっと恋…可愛すぎだから。」
琉は手で顔を覆ってため息をつく。
「あー、俺の理性頑張れ。」
「琉さん…そろそろ…試してみたいんですけど…」
「…何を?」
「…エッチ…」
同窓会から1ヶ月ほど経つ。
いつまでもこのままは恋としても嫌なのだ。
「…恋…無理しなくてもいいぞ。」
「無理じゃない…俺だって…琉さんとエッチしたいです…」
「…本当可愛いなお前…少しでも怖いって思ったらすぐ言えよ?」
「はい…」
「恋…俺のこと見て。」
そう言われて、琉のことを見つめる。
「大丈夫。今から触るのは俺だから。怖くないぞ。」
琉はそう言って優しく恋を抱きしめる。
トクトクと聞こえる琉の鼓動が、恋を安心させた。
体を離されて見上げる。
頬に手を添えられ、琉の顔が近づく。
目を閉じると、唇が重なる。
触れ合い、少し離してまた触れ合う。
それが徐々に深くなり、角度を変えてなんども唇が重なる。
「ん…んっ…ふ…ぅん…」
久しぶりの甘いキスに、恋の体が熱くなる。
「んん…っん…んふ…」
長く続くキスで、思考がとろけていく。
「んっ…んん、ん…」
恋の口からは甘い声が漏れ、それでもなおキスは終わらない。
「ぷは…は…ふ…」
やっと唇が離された頃には、恋の息が上がっていた。
「はぁ…やばい。久しぶりすぎて止まんない。」
「琉さん…」
「手、握ってて。怖かったらすぐ言って。」
琉はそう言うと恋の服に手をかけた。
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