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#*178にしおりをはさみました!
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#*178
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〜恋side〜
何も無く終わるとは思っていなかったが、これはどういうことだろうか。
「あっ、あ、や、りゅうさん…だめっ…」
恋はキッチンに立ったまま、がっちり抱きしめられて身動きが取れず、首筋や耳を舐められたり、胸を揉まれたりと、琉に好き放題されていた。
「あっ、ん…んんっ…」
「なぁ恋。」
「な、ですか…」
「俺にも正直に言ってほしいな。」
「な、にを?」
「寂しいとか。好きとか。」
トークの内容に影響されているのか、首筋にキスをしながら、少し拗ねたように琉がそう言う。
「そ、そんなの…ひぁっ、あっ、や、だめ、さわ、ないで…」
琉が手を下半身に伸ばし、ズボンの上からモノをなでてくる。
「なぁ…恋。」
「あぁ…」
耳元で名前を呼ばれて、体にゾクゾクとした感覚が広がる。
「恋、俺には言えないの?明希くんとか千秋くんには言えるのに?」
さらに耳元で囁かれて、体に熱が溜まる。
こんなこと初めてで、どうしていいかわからなかった。
「恋…興奮してる?」
「そ、そんなこと…!」
顔真っ赤にして必死で否定するが、琉に触られているモノは反応を示してしまっていて、言葉には説得力がない。
「あっ、あ、ア、ふぁ、あっ!」
ズボンの中に手を入れられて、モノを扱かれると、腰から下の力が抜ける。
琉の腕に抱えられるようにして、やっと立っていた。
「あっ、や、だめ、りゅうさん、やめ、ア!」
「恋…」
「あぁぁっ…!」
耳を軽く噛まれて、背中が仰け反る。
「なぁ…言って?」
「っ…あ、アッ、あぁっ!あ、だめ、も、イく、あ!」
もうだめだ、と思った時、手が止まる。
「ふぇ…?な、んで…」
「言えって、俺言ったよな?」
「っ…!」
「寂しいときは寂しいって言ってほしい。好きって言ってほしい。」
簡単に言えたら苦労しない。
寂しいなどと言って、迷惑をかけてしまったらと思うし、好きと言うのは恥ずかしい。
「俺は言われたら嬉しい。一緒にいるときは甘えてほしい。」
耳元でそんなことを囁かれたら、もう、無理だ。
「すき…」
「ん。」
「りゅうさん、すき…」
「今度は、こんな時じゃなくても言ってくれよ?」
「ア、あっ、アーーーッ!」
体に溜まった熱がはじけて、膝がカクンと折れる。
ハァハァと肩で息をして、琉の腕をぎゅっと掴む。
「恋。」
名前を呼ばれて、振り返る。
「…ふっ…今自分がどんな顔してるかわかってんの?」
「へ…?」
琉の口が、耳元に寄る。
吐息がかかって、ゾクゾクとする。
「すっごい、エロい顔してる。」
「はぁぁ…ん…」
(もう俺…琉さんの声だけで感じてるとか…やばい…)
頭の中ではそう思うのに、体は言うことを聞いてくれない。
「りゅうさん…」
「なに?」
琉が妖艶な微笑みを向けてくる。
それだけでもう、なにも考えられなくなった。
「抱いて…」
琉の首に腕を回して、色っぽい掠れた声でそう言った。
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