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〜琉side〜
一方その頃。
「よし。皆さん、お集まりいただきありがとうございます。」
何やら堅苦しいセリフを発する翔也。
その周りには、琉、紘はもちろん、零と奏までいる。
「多分、恋くんのことだから、集まったらきっと夕食を用意するって流れにしてくれてると思うんです。」
琉たちは、仕事が終わる時間を、恋たちには遅く伝え、時間まで会議をする、ということにしていた。
その会議というのは。
「そこで、とにかく、彼らの素の可愛さを集めようという企画なわけですよ。」
琉たち彼氏の前ではなかなか見せてくれない、素の可愛い恋たちの姿を、是非とも見たいということなのだ。
琉、翔也、紘の3人は、何度かそれを目にしてきているが、零と奏はその経験がない。
そのため今日の企画が生まれたというわけ。
要するに、可愛い彼らを見るためのホームパーティーの企画なのだ。
「おそらく、彼らは簡単に我々の理性を破壊しにかかります!いいですか?!我慢ですよ!!」
「我慢できなくなったらどうするんです?」
零がそうたずねる。
遥の出産が終わり、セックスが解禁になったらしいから、限界が近いのだろう。
「お持ち帰りで。」
「お持ち帰り?!そのままエッチかよ。兄さんたちいつもそんなことしてんの?」
「まあな。奏、お前はダメだからな。」
「奏くんはわかってると思うけど…貴也にはまだ、早いからな?」
琉は軽く念押しした程度なのに対し、本気の翔也は、纏う空気が若干怖い。
「わかってますって。」
「まああいつも無防備だから、奏くんの気持ちはわかるけどね…」
ここにいる全員の共通の悩みが、これだ。
無意識に煽ってくる彼らの色気、可愛さなど、全てがダダ漏れなのだから困ったものだ。
「ところで、傑を呼んだのはなんでだ?」
紘が翔也にそう尋ねる。
「それはですね、旅行に行く明希ちゃんたちへの対策をね、傑くんには知ってもらおうと思ってね。」
「なるほどな。」
と、ここまで、様々な目的や理由を言ってきたが。
最終的に琉たちがしたいのは、可愛い彼らと過ごす時間をとり、デートとは違った楽しみ方をすること。
そして、あわよくば可愛い彼らのもっと可愛い姿をこの目におさめること、なのである。
「まあ、堅苦しいのはここまでしまして。というか、建前はここまでで。本音は!可愛い彼らの姿を、思う存分楽しみましょう。」
「少し、気になることを話してもいいですか?」
零がそう言うので、全員の視線がそちらに向く。
「我々、要はタチと呼ばれる人間と、彼ら、要はネコと呼ばれる人間…今後、タチ、ネコと呼ばせていただきますが…」
零はそう前置きする。
「ネコの皆さんは、1人でももちろん、可愛らしいのは十分承知しておりますが、集まると可愛さとふわふわさが増すのはなんなんでしょう?」
「それは、みんな思ってます。」
「ですね。この前、恋と、明希くんと千秋くんが抱き合ってた時とか…な。」
「即行お持ち帰りだったよな。」
「兄さんたち苦労してるんだね…」
「ということは、です。今日はある意味でかなり危険ということではないですか?傑くんという方はともかく、他の全員はネコなのですよね?それも単独でも可愛い。」
「わかってますよ。我々は悶える覚悟で、彼らの可愛い姿を見に行くのです。」
なぜか熱く語る翔也。
琉と紘は顔を見合わせて笑う。
「そうですか…それでは私も、それなりの覚悟を。」
零が翔也の発言に乗るものだから、琉は吹き出した。
ここにいる彼らは、まだ誰も知らない。
恋たちが、琉たちの想像の遥か上をいく、可愛らしい姿で家で待っていることを。
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わけわかんないエピソードですいません(ー ー;)
攻め組の会話を書きたかっただけですm(._.)m
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