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18歳以上ですか?
3-9にしおりをはさみました!
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3-9
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なんとかHRが終わり次の授業の準備をしていると、後ろからバカでかい声が聞こえてきた。
「お前、イケメンだな!!!なんて言うんだ!?
俺のことは那緒って呼べよ!!」
どうやら紘に声をかけているらしい。
しかし…近くで聞くと騒音とかのレベルじゃないな。
鼓膜破れそう。
「お!!お前らも綺麗だな!!!名前教えてくれよ!!!
友達だろ!?」
次はひよと友樹か。
「俺ら、お前に興味ないから。」
「天吏〜。次の授業なんやっけ??」
「はぁ〜癒される〜。」
みんな…嬉しいけど、広海の目が怖いよ。
「なっ、無視すんなよ!!!」
「天吏以上に大事な人いないもん。」
それ、火に油注いでるからぁ〜!!!
紘達は1ミリも広海に興味が無いみたいで、僕の頭を撫でたり、抱きついたりしている。
広海は肩を震わせ悔しそうにこちらを睨んでいる。
「…お前、」
うわ、こっち来た。なんて暴言吐かれるんだろ………
「なんて名前なんだ!?俺、広海 那緒!!那緒って呼ん
でくれ!!」
あれ、思ってたのと違う…
『え、えっと、僕は早咲 天吏…。』
「天吏か!!よろしくな!!!」
やっぱりいきなり名前呼びだよね…
苗字だけ教えればよかった。
「天吏、こんな奴相手にしなくていいよ。」
うん、僕もそう思うんだけど……
「そんなこと言うなよ!!友達だろ!?」
ちょっとこれは無視する方がめんどくさい。
ギャーギャー広海が騒いでいるうちに先生が来て授業が始まった。
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