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想いにしおりをはさみました!
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想い
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あの日から何日も経っていた。
今は昼休み
保健室で昼ごはんを食べていた
「…」
俺はずっと悩みっぱなしで元気がでなかった
すごく友達にも心配されたし…
相談のるよ…?とか言われたけど言えない…
男からキスされて困ってるとかッ!!!!
「どーしたらいいんでしょうか…」
「知らん…てか何でいるんだよ」
「田中先生だけなんですよー!頼りになるのわ」
「うわー、そうゆうのやめてよ」
「何でですか」
「いやー…一応おじさん相談とかのるの無理系の人
だからねー」
俺の担任の田中先生は男と付き合っている
まえに裏口で見てしまったんだ
キスしているところを…
それも俺がタオル越しでキスされた日
あの時は嬉しさと困惑でいっぱいだったのを
今でも覚えている
そのことを直接田中先生に聞きに行ったらすっごく
嫌な顔されたなー…
「だって…田中先生しか頼れる人いないですし」
「はぁ…神風は何が聞きたいの?」
「うーん…聞きたいというか質問です」
「質問?」
「はい。もしですよ?男の人からキスされたとします」
「うんうん」
「その男の人の事を好きでは多分ないんです」
「うん」
「でもキスされてる時は押しのけれなかったんですよ」
「……う、ん」
「でも時と場所がやばかったんで一応嫌がりました」
「お、おう」
「それから一切会ってないんです。気まずくて」
わかってくれたかな
「お前」
「はい?」
「国語の勉強しろ」
「え!?そんなにわからなかったですか?」
「うん」
「そんなー!」
「まぁ…何となくわかったけど。あれだろ?
好きかわからねー男にキスされたけど嫌じゃなくて
嫌がれなかっただけだろ?」
「…嫌じゃなかったのかな」
思い出すと頭がショートする
あの時おれどうおもったんだろ
嫌だったのかな嫌じゃなかったのかな
「いやいやいや、押しのけれなかったってそうだろ」
「それは…その」
「お前…BL好きなくせに自分が男好きになったら
好きじゃないとか否定するのやめない?」
「…」
先生はベッドに寝転がって話し始めた
「何がそんなに嫌なの?男好きになるのって悪いことだけじゃないぜ?」
「……例えばなんですか」
「そーだなー…話しやすい」
「普通じゃないですか」
「いやいや、女とかだったら気ーつかうだろ?
その点男だったら気楽に入れるしなー」
「そんなもんですか」
「おう。でもsexは痛いけどな」
「ぶふぉっッ」
俺はジュースを吐き出した
「うわっ、きったね!!ちゃんと拭いとけよ!」
「田中先生が変なこと言うから!」
「いや、だってそうだろ?女は濡れるけど男は濡れねーし
そこは大変だぜ?」
先生はイタズラっぽく笑った
絶対に俺をからかってる
「…先生は彼氏さん?のどこが好きなんですか」
「…直球だな、、そだな俺みたいなオッサンを
ずっと一途で好きになっててくれてる所かな」
先生が照れてる
幸せなのが伝わってくるぐらい
「先生でも照れるんですね」
「お、…お前俺のことバカにしてんのか?」
「してませんよ?いや幸せそうだなーと思って」
「まぁ今の俺は幸せだな…お前は考えすぎだな。ただ好きになった奴が男だっただけだろ?別に恥ずかしくねーよ
世間一般からみたらおかしいかもしれないけどさ、
逆にすごくねーか?俺は特別なんだって思えんだよ」
「…!」
「こんなオッサンでも好きになってもらうの
必死なのよ?やっと両想いになれた時は本当に
やばかったなー。」
「そりゃ両想いだから…俺は…」
「…告白する時ってさ吐き気がするほど緊張するんだぜ?」
「それは言い過ぎでしょ?」
「ほんとだって!その告白が失敗したらそれまでの関係が終わるからね」
島崎さんはどんな想いで告白してくれたんだろ
初めは軽かったけど…
でもキスしてきた時…すごく傷ついた顔してたな
てか傷ついたの俺だっての…
「……島崎さん…」
「……その島崎?って人頑張ったんじゃないかなー」
「……ッ」
「それにその人イケメンでしょ?
そんなイケメンなんて女作り放題だろ」
「…そうですよね…なのになんで俺…」
そうだ…あの人はイケメンだし優しいし
女作り放題じゃないか…
「お前がいいからだろ?」
「…俺が?」
「じゃねーと告白なんてしませーん」
「…」
「てか、お前いつまで好きじゃないって言ってるつもり?好きじゃないんだったらお前もそんな悩んで考えたり
しないだろ?」
…だって前まで女の子が好きだったのに
BLは見る専なのに…でも…島崎さんが女の人と
いると、ちょっとやだ
「…ありがとうございました」
「おーう」
「また来ます」
「くるな」
「嫌です!先生も彼氏さんとお幸せに」
俺は荷物を持って保健室をでた
「…あいつジュース拭いてねーし…」
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