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「副会長をさせて頂きます、榊 真琴です。会長、よろしくお願いします」
自分史上最高の笑顔で微笑めば、会長は少し頬を染めた。
可愛い。
「榊ちゃんさぁー、少しがっつき過ぎじゃないのー?あ、俺は春日 涼(かすが りょう)会計やりまーっす!」
うるさい、という意味を込めて会長から見えない角度で春日にエルボーを食らわせる。
「ゔっ?!」
「え?!だ、だいじょうー」
「春日、大丈夫ですか?どうしました?」
呻いた春日に会長が話しかけるのを遮って、わざとらしく話しかける。
春日は目で訴えてきたが、余計なことを言うなと更に目で訴えた。
その時、三無月先輩が思い出したかのように言った。
「あ、それからね、生徒会には特殊ルールがあってね」
「特殊ルール?」
会長をあれこれ出来るのか?週何回とか決めて?旨すぎる。
「全員あだ名で呼びあうんだ。それも、本当の名前とは違う呼び方で」
「はぁ?」
何だそれ。思わず顔が歪みそうになった。つまらなすぎる。何だそれ。
「あ、あのね、昔の会長がみんながすぐに仲良くなれるようにって。特別な呼び方ならもっと仲良くなれるでしょう?そういうの、いいよね」
「はい、最高です。会長のことは何とお呼びしましょうか?」
あだ名、最高!!
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