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5にしおりをはさみました!
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5
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side.柊
恥ずかしくて恥ずかしくて、目を合わせられなかった。
でも、シンがあんなに悲しそうな顔をしたから思わず言っちゃった。
やっぱりダメだよね。無理だよね。どうしよう。
思わず泣きそうになってたら、シンに頭を掴まれて。
「優しいのと....激しいの、どっち?」
色気溢れる、ギラギラした目でそんなことを聞かれたら。
俺はもうとことん素直になるしかなかった。
「ど....どっちも....っン」
ちゅ、と優しいフレンチキスが落とされて。
何回も何回も角度を変えて、優しく優しく。
時折、唇をシンの舌がかすめて。
思わず口を少し開けたら、シンがクスリと笑った気がしてチラッと見たら目が合ってしまった。
ドキリと心臓が痛いくらいに高鳴った。
シンの顔が、いつもの王子様じゃなくて男の人って顔してたから。
お姉ちゃんが、『このヒーロー、雄の顔してる!』って言ってた時があって、男の人は全員雄なのに変なのって思ってた。
でも今やっとその意味が分かったんだ。
シンが、雄の顔してる。
「シュウさん、口、もう少し開けて」
「は、はいっ... 」
敬語も外れて、別の人みたい。
そんな事を思ってたけど、考え事なんてすぐ出来なくなった。
ぬるりとシンの舌が口の中に入ってきて、俺の舌と絡まってヤラシイ音がした。
「んっく....ン、ふぁ....ンンっ!」
シンの唾液が流れてきて、それをコクコクと飲み干す。
そしたらシンは俺の唾液を搾り取るみたいに舌を吸ってきて、腰がビリビリ痺れた。
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