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【伊東歌詞太郎×天月】にしおりをはさみました!
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【伊東歌詞太郎×天月】
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「ねぇ歌詞さん」
「なに?天月くん」
言おうとするとポッと顔が赤くなるのがわかった
「やっぱいいや」
僕はこうして何度も躊躇っている
「ふーん...あ、天月くんお昼まだだよね?」
「あ、はい」
「じゃあ作るね」
「えっ、僕が作りますから!」
「いいのいいの、それに天月くんは料理出来ないでしょ?」
そう言ってニコッと笑った
キッチンからは歌詞さんの歌が聞こえて何度聞いてもやっぱり惚れ惚れしてしまう
「さよならだけが人生かぁ...」
歌詞さんはそう思ってるのかな、キッチンで歌ってる歌を聞きながらそう思う
こんな考え吹き飛ばしたい
だってほんとにさよならだけが人生だ、なんて思ってたらいつか僕とお別れしないといけないみたいじゃないか
やだよそんなのだって...
「天月くん!」
「わっぁ!は、はい!!」
パッと振り返ると歌詞さんがいた、あれさっきまで料理してたんじゃ...
「ご飯できたから...ね?」
「あ、はい」
え、いつ出来たんだ?
時計を見るともうさっきから30分たってた
ずっと考えてたのか...僕
そんな考えをする僕にまた飽き飽きしてしまう
「わっ、おいしそう...」
「味の保証はできないよ?」
そう言ってクスクスと笑う歌詞さん、歌詞さん料理うまいじゃん
そう思って手を合わせる
「いただきます」
「はい、召し上がれ」
パクッと一口食べるとそれだけで分かる、かなり美味しい
「美味しいですよ!!」
「そう、よかった」
ニコニコ笑って自分も食べ始める歌詞さん
やっぱり箸の持ち方も食べ方も綺麗だなぁ
スッとその長い指で掴んだ箸で救ってご飯を口にする、その唇は程よい柔らかさで凄くキスしていて気持ちよくて...
「どうしたの?」
「あっ、いえ!なんでも」
ジーッとみてることに気づかれたようで視線をそらしてご飯を食べる
あぁ、キスしたいなぁ
「あれ?今日天月くん帰るの?」
「あっはい」
「えー?なんか明日予定が??」
ほんとは帰りたくないけど
「あ...〜、あっ、打ち合わせがあって!」
「ふーん...じゃあ仕方が無いね」
ほんとは予定なんかないけど
今日は歌詞さんの唇見てるだけでキスしたくなるし、触れる度に抱きつきたくなるし、頭を撫でられればもっととせがみたくなるし、それに何だかえっちがしたい気分なんだけど
歌詞さん、ツアーから帰ってきて疲れてるから...ほんとはゆっくりさせたいんだ
ほんとはもっと一緒にいたいのに
「あっ天月くんちょっとまって」
ハッとして歌詞さんの方を向く
「なんですか?んッ?!?!」
その瞬間、僕の腕がグイッと引かれて唇に暖かい何かが当たった
いや、なにかがなんて言わなくてもすぐに分かった
「んっんぅ...んんっん、んん」
歌詞さんの唇だ、舌を絡ませて息が零れるほどの熱いキス
「んっ、...ぁ...」
「天月くん、明日予定があるなんて嘘でしょ」
「えっ?」
なんでバレてるの?
「ごめんね、勝手に携帯の予定表見ちゃった」
そう言って申し訳なさそうな顔をする歌詞さん
「あの、そのっいえ...」
「会ってないうちに...僕のこと嫌いになっちゃった?」
耳元でそう悲しそうに囁く歌詞さん、こんなこと言われてるのに身体はビクリと反応してしまう
「きらいにっ、なってなぃ...」
「じゃあなんで嘘ついたの?」
一言一言がまるで快感で
「かし、さんっ疲れてるとおもってたからぁ...きらいじゃいっすきっ」
するとギューと抱きつかれて
「知ってるよ...好きだよ」
その言葉で腰が砕けた
「今日はいっぱい、キスしようね?」
「えっ?」
「だって今日、キスの日でしょう?」
「あっ...」
さっきまでそのこと気にしていたのに...
「それとも、僕とキスするの嫌?」
「ちがっ!」
「なら、いいよね」
キスの雨が降ってきて、そのままベットへ連れかれたのはまた別のお話
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