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chapter Ⅲ※微グロ注意にしおりをはさみました!
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chapter Ⅲ※微グロ注意
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side 黎
周囲に転がるゴミ達。
意識は無いが全員息はしているはずだ。
生け捕りに、が条件だったからな。
その中で一人だけ意識があるのに無いフリをしている奴を見つけた。
どうせ誰に聞いても同じだろうし、コイツにしよう。
もぞもぞと無駄な抵抗をする奴の背に座り
前髪を掴んで顔を上げさせると
瞳孔が開ききった瞳とかち合った。
恐怖...と少しの興奮が窺える。
『ねぇ、君らのトップは誰?』
「し、知らな...ひぎっ」
『いや、鳴くんじゃなくて吐けって
言ってるんだけど』
「ほんとに知らないんだ、ぁがっ」
中々吐かない強情さに苛立ち、
ついコンクリートの地面に叩きつけると
あっさりのびてしまった男。
少し乱暴だったか。
まぁ、口さえ残っていれば良いわけだから
逆にそれ以外を消しても問題ないわけだ。
『何勝手に寝てるの?』
「ごはっ、ぅ....」
『はい、時間切れ』
「つ゛、あ゛ぁあっ!」
もう一度叩き付けて意識を戻すが尚も
口を割らないので膝裏に小型ナイフを
突き立てた。
返しと突起が付いた抜く際も苦痛を与える、拷問用ナイフ。コンパクトで携帯向け。
贔屓にしている武器屋の勧めで買ったが
以来常備していたのが役に立った。
『生物の授業でもしてあげようか?』
「ひっ、やめっ」
『まずこの皮膚を剥がすと筋肉が現れる。
多少は鍛えてるんだね、良い付き方してる。
で、これがアキレス腱。さっき切っちゃっ
たけど』
既に左の脚に数本突き刺さっていたのを
使ってふくらはぎから足首を解剖していく。
勿論、直ぐに死なれても困るので
大きい血管は外してあるが。
「言うっ、言うから止めてくれぇっ」
『言うから?止めてくれ?あんた、
自分の立場分かってる?』
「いぎっ、ひ、すいませんすいません」
『謝れなんて言ってないけど』
「言いますっ、言わせてください、
ですからお願いします止めてください!」
『ならさっさとしなよ』
「がっ」
ぱっと掴んでいた手を話すと支えを失った
頭が地面に激突したが知ったことか。
のろのろと顔を上げた男が口にした名は....
「お、俺達を指揮しているのは...」
side 黎 END
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