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バレンタイン２(番外編)にしおりをはさみました!
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バレンタイン２(番外編)
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作）間に合った！当日に間に合ったぞ！！
黎達が中学生の時のお話です。前回のよりも昔ですかね。本編進めないくせにこんなもん書いてごめんなさい..
side 雪
今日は仕事の関係で少し遅れる為、
自分一人で登校したのだが。
「あ、あのっ」
「何か？」
「チョコですっ受け取って下さい！！」
呼び止められたので振り返ると、
紙袋を押し付けて本人は走り去った。
果たして自分とあの少女は接点が
あっただろうか。
首を傾げながら再び歩き始めると、
何故か群がってきた女子の群。
あっという間に腕の中に積み重なって
しまった。
これでは前が見えない。
捨てるにしても、ゴミ箱がある場所まで
歩かなくては。
「確か、西側の階段下にあったはず」
急遽体の向きを変えた。あちこちから視線が飛ぶが、無視して足早に通り抜ける。
ようやく辿り着いて捨て終わった時、
既に予鈴ぎりぎりで内心舌打ちする。
今日がバレンタインなる日であることを思い出したのは良いが、つまりは黎も同じ様な目に合うと言うことである。
黎が登校する前に片付けなくては
ならない。
すぐさま身を翻して教室に向かうが、当然
机の上に高々と積み上がっていたのは言うまでもなかった。
その頃、黎はというと、
『おい、何してる』
「んー？何って、監禁？」
『俺に聞くな』
「ねえねえ、今日が何の日か知ってる？」
『どこぞの司教がローマ皇帝に迫害されて
死んだ日だろ』
「何でそんなこと知ってるの！？」
雷に聞いた。
どうでもいいからこれを何とかしろ。
傷が付かないよう無駄に配慮の施された
拘束。ベッドに倒されたまま上に跨がるアキを見上げた。
「だぁめ。何の日か分かるまで離して
あげない」
語尾にハートでも付きそうなくらい
甘ったるい口調。
にんまりと締まりのない笑み。
見てるだけで胸焼けしそうだ。
「だからぁ、それまでセックスしよ？」
『馬鹿なのか』
だからの意味が分からない。
さっきまでの話とどう繋がるんだ。
というか学校どうするんだ..
「じゃーん。今日はちょっと趣向を
変えてみました～」
『一時間で終わらせろよ..』
「だからぁ、レイ次第だってば」
こっちの心中などお構いなしに
いそいそと服を脱ぎ始めたアキ。
ぱかりと開かれた蓋から、何故か
甘ったるい匂いが漂ってきた。
「これねぇ、口に入ってもいいやつなの。
いい匂いでしょ？」
『一ミリも良くない』
「ちょっと甘過ぎた？でもほら、」
『おい、やめ、んぐっ』
コイツ..気色悪いローションのついた指を
口に突っ込みやがった....
後で殺す。決定。
「どう？」
『んぅ、ふ、ぅ....』
「うわぁ、えっろ」
指が口内を掻き回すせいで、ぬらりと不愉快な舌触りの液体が口中に広がった。
そして同時に、どこか覚えのある甘さが
口内を支配した。
苛立ち紛れに口内の指を噛むと、ようやく
指が出ていった。
「あは。俺がレイのこと犯してるみたい」
『は？』
唾液とローションにまみれた己の指を
ペロリとなめあげる姿に、顔をしかめる。
考えただけで気持ち悪い。
「冗談だってば。そんな顔しないでよ」
『いいかげんこの手錠外せ』
「まだだめ。どうせ気づいてないみたい
だし最後まで付き合ってね？」
にっこり微笑むアキにこれは何を言っても
ダメだと脱力する。
相手にするだけ無駄だ。
というか怠い。そして熱い。
抵抗を止めた俺を嬉しそうに見て、
汚れた指を自らの後ろにあてがった。
さらにはもう片方の手で俺の服を
脱がせ始めた。
「んっ、この、ローションはね、ぁ、
んんっ味つき、ってだけじゃないん、
あっ、だよ」
喘ぎながら説明するアキに嫌な予感が過る。ぽたりと、汗が肌蹴た胸元に落ちてきた。荒い息と上気した肌、そして汗。
普段より上がる速度が速い。
「媚薬入りローションなんだぁ」
『馬鹿なの？』
「良いじゃん。一緒に気持ちよくなろ？」
ちゅ、と軽くキスが落とされ
腰に跨がったアキがゆっくりと腰を下ろし
始めた。
ずぶずぶと俺を受け入れるソコは、
普段より熱く、痛いほどに締め付ける。
『は、っぁ』
「はぅ、ん、く、んんっ....」
ゆっくりでも辛いのか、腹の上に置かれた手がぷるぷると震えていた。
動いてくれるなら構わないが、これでは
らちが明かない。
ぱっと体を起こして体勢を入れ換え、
ついでに腕のゴミも外す。
「ひやぁんっ、ぅえ、なんで！？」
『俺を拘束するなんて千年早い』
「あっ、あっ、や、だめんぁっ！」
『シたかったんだろ？』
「あ...犯して下さい..」
焦るアキに口角をあげて見せれば、
あっさり陥落した。
その後、きちんと登校したのだが、
事後特有の雰囲気ゆえに
「何、何で今日あんなにエロいの！？」
「気怠げな感じがたまらない！！」
「やば、近づいただけで妊娠しそう..」
などと校内で黎のエロさが広まり、
アキに激怒するのでした。ちゃんちゃん。
作）いかがでしたか？今より少し
依存度低め、黎に対しての態度も大きい
アキでした。
なんでだろ、チョコネタは媚薬方面に持ってっちゃうンだよなぁ..
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