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<18> 性的暴力の描写があります。苦手な方はこの章をスルーしてください。 にしおりをはさみました!
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<18> 性的暴力の描写があります。苦手な方はこの章をスルーしてください。
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明け方までさんざん僕の身体を弄んだ男は、ギャラリーを引き連れて戻ってきた。今度はいったいなんだというのだ。この男たちと一緒に僕を犯すというのか?
別にいい……今更だ。
頬を撫でられて鳥肌が立つ。
「素っ裸でお出迎えとは気がきいているな、俊哉」
<パシン!!>
頬が燃えるように熱い。いきなりの平手打ちに意識が遠のいた。
「お前はいつも痛くしてくれと喚いていたからな、ようやく殴られて本望か?」
途切れそうな意識を手さぐりしながら、僕を見下ろす男の顔を見る。腹に据えかねるといった表情で服を脱ぎ始めていた。口の中に感じる鉄の味。
そうだ……今までどんなに僕が頼んでも、こいつは殴ったりしなかった。とうとう限界値を超えたのか?僕の本当の顔を見て、悟ったのかもしれない。心変わりを望むことが無駄なことを。
「まだ商談が成立してないから、今こいつに突っ込んでいいのは俺だけだ。ちょっとしたお披露目ってとこですよ。まあ、触るぐらいはいいでしょう」
ベルトをはずす複数の音。冷たい液体を股間にかけられて、びくっとする。
「こんな状況で感じてるのか?この淫乱が!ローションをくれてやるなんて俺が優しい男でよかったじゃないか、だろ?」
いきなり後孔に指をつっこまれて呻き声がでてしまう。
「今朝方まで散々使ったから柔らかい。ユルユルで、女みたいだ」
軽蔑した笑みとともに投げつけられる言葉。誰のせいで?お前のせいじゃないか。僕はおかしくなってクスっと笑った。
飛んできた平手打ちとともに、いきり勃ったモノを一気に突き立てられた。反射的に力を抜いてしまう自分に呆れる。
「上手に飲み込んでるぞ?イイコだな。シュン」
何を言った?何を?……シュン?
激しく腰を振り立てながら、男は軽薄な笑みを残忍なものに変えていた。目の奥には卑猥な熱が燃えている。
「お前が反応するのはあの男だけだってか?俺が何をしたって無反応のくせしやがって!じゃあ、何度でも呼んでやる!シュン、おまえのケツマンは最高だぜ!皆さんもシュンって呼んでやってくださいよ。そうすりゃイヤらしく感じますからね。相変わらず、よく締まる……興奮するぜ?そうだろ、シュン」
シュンと呼ばれてしまった……。急に恐怖心がわいてきて涙が滲む。ユキじゃない声たちが口々に「しゅん、シュン」と僕を呼びながら体をまさぐる。
「嫌がっている割には、ヨダレが出てるぞ。もっとよくしてやろうか?しゅん」
知らない男にそう言われ、ユルユルと扱きあげられた後に咥えこまれた。ザラザラした舌が勃ちあがったものを舐めあげ、大げさにズルズルと音をたてながら攻め立てる。
両手は熱く猛ったモノを握らされ、振りたくる腰の動きによって手の中を激しく往復していた。何人いる?
吉川は満足そうな笑みを浮かべて僕を見下ろし、パンパンと音をさせながら抽出を繰り返す。いったい、今僕はどんな格好をしているんだ?
汚い、最悪だ。
『しゅん、シュンかわいいねえ、感じてるねえ』
『早く君を抱いてみたいよ、いい顔をする』
『シュン、しゅん、シュン』
施される口淫は激しさを増し、陰嚢を同時に揉みこまれて思わず仰け反る。いやだ!イキたくない、こんなのは嫌だ!
僕がイク時に自然に締め上げる動きで吉川が果ててSEXが終わる。だからいつも内壁の一点にのみ意識を合わせて転がっていた。早くイッテくれと願って。
吐精が唯一の反応、だから吉川は必ず僕をイカせる。吉川の抉りは的確なのだ……1年に及んだ積み重ねによって。今も先端を押し付けるようにして刺激してくる。 同時に前を舐められているから、どんなに抵抗しても、せりあがる吐精感を握りつぶせない。
嫌だ!いやだ!
あああぁぁ…ダメだ。
「くっ」
絶対にだすまいと食いしばった唇から、わずかに漏れた声。ビクビクと痙攣する自分の身体。吐き出した液体は男の喉の奥に飲み込まれていく。絞りとるように舌で先端を抉られる刺激は、もはや苦痛でしかない。
「イクぞ、シュン。たっぷり中出ししてやる!おらあ!」
打ち付けられた飛沫によって僕の中は汚された。皮膚の上を這いずりまわる舌と指。内側と外側、両方から汚濁に覆われていく……気持ち悪い。
「せっかく種付けしたんだから、蓋をしなくちゃな、だろう?」
ウィーンとうなるモーター音、ローターが埋め込まれて快楽を生み出す源に当てられる。クソっ、何回イケば満足するんだ?教えてくれよ、その数だけイッテみせればいいんだろう?
「コードを伝って、俺のが外にこぼれてるぞ?いい眺めだ」
ユキ違うんだ、これは僕が望んだことじゃない!今度こそ君はこんな僕を見限る、もう綺麗だなんて言ってくれない。
ユキがくれた名前なのに「シュン」が汚されてしまう、こんな男たちに!
それをしたのは僕じゃないか!僕が、僕が、「シュン」を……。
「うわあああああ」
急に叫びだして暴れる僕を男たちはヤスヤスと、取り押さえた。結束バンドであっけなく腕を拘束されベッドに強く押し付けられ動きを封じられてしまう。
叫び声をあげる口には知らない男のモノが突っ込まれ、息がつまり必死に鼻から空気を吸い込む。胃液が逆流しそうになる場所まで深く押し入れられ、苦痛から逃れるために舌を這わせた。
早くイッテくれ……息が苦しい。
複数の口や手が身体のいたるところを這いまわり、追い詰め続けた。こんな状況だというのに、再び吐精感が背中を這いずりあがる。愛のあるSEXを知らないくせに、感じることだけは一人前……。
ユキ……君は間違っている。『思いやりをもてばうまくいく』それは嘘っぱちだ。だって僕も、こいつらにも「おもいやり」の欠片すらないのにSEXらしきものが成立している。
笑えるじゃないか……
何度も吐き出した。
体中に白濁が飛び散っている。誰のものとも知れない汚濁にまみれた身体。
何回も飲み込まされた。
歯をたてられ、きつく吸われた……また酷い肌になっただろう。
指いっぽんす…ら…もちあ…げられ…な…い
救い神のように現れた暗闇――僕は意識を手放した。
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