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お話
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なぜか真っ赤になった頬を両手で隠すながらも気持ちが少し冷静になってきて、
「…もっと宇榮原さんとお話したかったんだ…、僕」
と、か細い声で無意識に呟いたのだった。
「あれ?宇榮…、じゃない。さっきの一見さんは?」
優典がフロアに戻ると宇榮原の姿はなかった。
宇榮原の名前を出しても弓木はわからないと思い、一見さん呼びだ。
「ああ。あの方なら店長が水を被ったことを心配されたみたいで、俺のことはいいから水を被った彼のことを先にしてあげて、って仰ってくれたのでお言葉に甘えて明日真に電話したんです。その方が明日真が、持ってきたタオルとシャツを店長に持っていったんです。結局注文は取ってないし、トイレから出てきたらそのままお帰りになられましたよ」
「っていうか!あの人、本当に店長の知り合いなんですか!?」
「明日真くん!」
優典に質問を投げつけてきたのは、タオルとシャツを届けてくれた明日真だった。
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