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虎踊にしおりをはさみました!
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虎踊
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(虎踊り ナビ△無回想3日目)(語り手は、ナビゲーター)
(場所は、柳瀬が、少年狩りしていた、サファリパークの中)
少年は、火を起こす方法を、本で見た、マサイ族方式ではなく、縄文式を、選
択していたので、弓が、必要だった。
弓の弦の、1mぐらいの、長さの、麻紐に、火を起こすための、細い、先の、
尖った、木の棒の、中間を、一巻きして、絡ませるのが、ポイントだ。
麻紐に、絡ませた、棒の、上を、左手で、押さえて、右手で、弓の、フレーム
を、大木の幹を、切る時と、同じように、押したり、引いたりする事で、木の
棒を、回して、摩擦熱を、発生させるわけだ。
地面に対して、弓を平行に、手で動かせば、直接、両手で、棒を、すり合わせ
る事無く、素早く、発火させられる事と、手の、ひらが、痛くならないと、言
った、2つの、メリットがあった。
細い先の、尖った、丸い棒の、先を、固定しないと、摩擦熱が、得られないの
で、少年は、左足の、親指と、人差し指に、痛くならない様に、湿らせた、麻
紐を、巻いて、その、間に、先の尖った、木の、棒を、挟んで、その下に、少
し、空間を持たせて、乾燥させて、おいた、木の薄い皮に、1つ目の、小さな、
火種を作り、左足を、退かした後、麻紐の繊維と、赤目虎の、白くて、柔らか
い、毛を、混ぜた物に、息を吹き込んで、2つ目の、火種を、作った。
その、火種を、2日前に、木で、叩いて、せんべいみたいに、薄くして、川原
で、乾燥させていた、象さん達の、糞と、落ち葉を、空気が入るように、積み
上げた中に入れて、一生懸命、息を、吹きかけたら、見事に、焚き火になった。
火を好む、赤目虎は、それを、見ていて、焚き火の、近くに、来たが、火を、
好まない、象さん達は、少し、離れた所で、見ていた。
その火で、細い木の、棒に、赤目虎が、残してくれていた、魚を、串刺しにし
て、焚き火の、周囲の、地面に、3本共、上向きに、刺した後、少年は、別の、
象さん達の、近くの、2か所の、象の、乾燥させて、平たくした、糞と、落ち
葉にも、火種を、移して、焚き火を作った。
「リリーさん達、火が、怖いかも、知れないけれど、温かいから、良かったら、
焚き火の、周りに、来てごらんよ」
そう言ったら、ホープが、一番、最初に、焚き火に、近づいて、背中を、焚き
火に向けて、横になり、寝転んだのを、見て、他の、象達も、恐る恐る、焚き
火の、周りに、近づいて、2つの、大きな、輪ができた。
「坊や、俺達、象は、大昔、体が、大きいばかりに、人間に、戦車にされて、
戦いに、出された時、多くの、仲間が、火に囲まれて、焼き殺された記憶が、
あるので、祖先の、魂が、火に、近づくなと、教えてくれていたが、温かく
て、よいものだなぁ」
と、リリーが、少年の、頭の中に、語りかけた後に、
「ところで、レッド、今日は、特上の、デザートを、そこの、石の上に、置
いて、あるから、良ければ、食べて見ろ、美味しいぞ、嘘だと、思ったら、
坊やに、聞いて見ろ、今日は、リンゴは、忙しくて、用意出来なかった」
と、赤目象の、リリーが、赤目虎の、レッドの、頭の中に、話し掛けたら、
「おい、虎坊や、あれ、食べたのか?」
「う、うん・・・」
「美味しかったのか?」
「う、うん・・・」
赤目虎が、その、真偽を、確認してから、平たい、石の上に置いて、あっ
た麻の実を、一粒、噛み砕いて、食べてみたら、凄く、美味だったので、
勢いよく、食べ尽くした時、四足が、よろめきだして、尻尾が、勝手に、
動きだし、空を、飛んでいるような、気分になり、目の前の、空中に、何
十匹もの、魚が、泳いで居るのが、見えたので、不思議に、思いながらも、
よろけながら、空中の、魚を、立って、前足の、爪で、何度も、引きよせよ
うと、するが、引き寄せられず、頭の、周りを、魚が、赤目虎を、馬鹿にし
たように、周り出したので、赤目虎も、意地になり、一緒に、グルグルと、
回りだしたら、しばらくして、目が、回ってしまい、白い、腹
を、空に向けた、無防備な、恥ずかしい、姿で、倒れたあと、しばらく、手
足を、水中で、泳ぐように、動かしていたが、その後、大の字になって、動
かなくなったのを、見てから、少年が、焦って言った。
「レッドさん、だ、大丈夫?」
「お、虎坊やか? スマタが、したい!」
「ス、スマタ、そ、それ、何ですか?」
少年は、真っ赤になり、焦って、もう、経験させられて、知っているのに、
そう言たら、象達の、笑い声が、あちら、こちらから、聞こえていたが、赤目
虎は、気持ちが、高揚していて、気にならなかった。
勃起させて、仰向けになった、赤目虎が、笑われているのだが、少年は、自
分が、笑われていると思い、今まで、平気だった、まだ、治まらない、勃起
した、大事な所を、手で隠して、赤目虎に、スマタを、させられた事を、思い
ださない様に、別の事を考えるのに、必死だった。
赤目象が、言いだした。
「スマタだと? レッド、お前は、スマキに、されたいのか?」
「虎坊やだと、いつから、あの子が、虎になった?」
「おい、レッド、俺達、象は、お前の、手下では、ないぞ!」
「坊やの、毛布代が、リンゴ25個だと、いったそうだなぁ?」
「俺を、脅して、約束させた、象の、長老の肉を、死んだら、分けてやるか
ら、落ちつけと、雌虎に、言ったのも、聞いている」
「これから、毎日、麻の実に、特製の、麻の枝の、粉をふりかけたもの、食
べさせてやる」
赤目象に、そう言われた時には、赤目虎は、本当に、鼾をかいて、寝てしまって
いた。
少年が、赤目象に、俺には、出来ないから、粉を吸いこまない様に、息を止めて
から、平たい石の上に、置かれた、麻の実に、赤目象が、足ですりつぶした、麻
の枝の、粉を、手で、振り掛けるように、頼まれて、ことわる事が、出来なく、
悪戯に、加担させられた、結果だった。
伸びた、赤目虎を見た、少年が、独りごとで、呟いた。
「どうしよう? レッドさん目が、覚めたら、凄く、怒られそうだ・・・・」
一方、遠くに見えた、焚き火に、興味を、もった、子虎に、せがまれて、初めて
の、巣立ちをした、子虎を連れて来た、母虎が、少年の、焚き火の前、20m位
の、所に、50cmおきに、綺麗に、間隔をあけて、子虎、3匹を、自分の、前
に、横一列に、座らせて、母虎は、その、後ろに座って、赤目虎の、虎踊りを、
見ていたのに、少年が、振り向いた時に、気がついたが、まったく、母虎に、殺
気が、なかったので、赤目虎の、虎踊りを、見ていて、食べるのも、忘れて、少し、
焼き過ぎた、魚を、焚き火と、母虎の、中間に、持って行って、1本、置いたら、
子虎の、3匹が、まったく、警戒心も、なく立ちあがり、少年の方に、同時に、よ
ろよろと、歩きだして、来てから、少年の、顔を、下から、見上げて、小さな声で、
挨拶するように、鳴いてから、1本の魚を、3匹が、取り合って、小さな、手を、
お互いの体や、顔に、絡ませながら、喧嘩をしだした。
あとがき
縄文式火おこし画像。
https://www.youtube.com/watch?v=73UhguXu0E8
動物は、火を怖がるとは、限らず、むしろ、火を好む動物もいるそうで、それは、
カバ、ヒグマ、サイ(森の消防士)ライオン、虎、猫、ニホンザルなど、だそう
です。トラは、サーカスで火の輪くぐりもするしね。象は、火を、怖がるそうで
す。
草食動物の、糞は、燃料や、家を作る時の材料など、幅広く、利用されているそう
です。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
象の糞の写真
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Elephant_Dung.JPG
メタンガス
タイでは、ゾウの糞よりメタンガス(バイオガス)を各場所で生産し、調理など、
に用いて、いるそうで、一日一頭当たりのゾウの糞で、2 家庭一日分のガスが賄
えると、見積もられているそうです。
戦車の話は、本当の様ですが、後は、小説ですので、適当にご理解くださいませ。
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