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謎の少年にしおりをはさみました!
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謎の少年
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(謎の少年 ナビ△無回想3日目)(語り手は、ナビゲーター)
(場所は、柳瀬が、少年狩りしていた、サファリパークの中)
子虎の、喧嘩を、見た、少年は、残り、2本を、慌てて、取りに戻り、1本ずつ、
離して、分けて、子虎の前に、置いたら、仲良く、少年の、前で食べた後、もう、
一度、少年の、足元に、3匹が、集まり、魚を、ねだる様な、目で、少年の、顔
を、下から、見上げて、鳴きながら、動かなかった。
「もう、ないよ、また、取れたら、あげるよ・・・」
少年は、可愛い、子猫のような、子虎を、手を出せば、抱ける、距離だけど、母
虎の、視線が、気になり、抱きたい気持ちを、自制していたら、
「坊や、雌虎が、坊やに、子虎を、抱いても、良いと、言っているぞ」
と、赤目象に、頭の中で、教えて貰い、勃起しているのも、忘れて、順番に、1
匹ずつ、持ち上げて、抱きしめて、みたら、凄く、温かくて、柔らかくて、心が、
癒され、すっかり、伸びて、寝ている、赤目虎の、事も、少年は、忘れて、しま
った。
「リリーさん、また、連れて、来てもらえるように、母虎に、伝えてくれる?」
しばらくしてから、赤目象が、少年の、頭の中に、話し掛けた。
「伝えたぞ」
「魚の、お礼を、言われた、それと、お前を、食べようとした事、悪かったと、
元 気 な、坊やに、伝えてくれと、雌虎に、頼まれたぞ」
「見えるか、坊や、夜空に、白い光の、輪が、現れたぞ!」
「リリーさん、何言っているの? 僕には、何も見えないよ。」
「もしかしたら、あの、殺された少年の、魂を、迎えに来てくれたのかも、知れ
ないぞ」
「そうで、なければ、何か、良い事が、起こるかもしれない」
「何か、起こるの?」
少年が、独りごとのように、呟いた。
その後、母虎を、先頭に、子虎が、等間隔に、後ろ、一列に、並んで、3匹の、
子虎が、順番に何度か、少年の、方を、振りかえりながら、帰っていった。
その、微笑ましい、姿を、立ちながら、手を振って、見送り、見えなくなった時
だった。
「大丈夫? 生きている?」
少年は、動物の声は、頭の中で、聞く事が、出来る、場合も、あったが、それは、
あきらかに、どこかの、少年の、声だった。
「えっ、き、君、誰?」
「僕は、玲(れい)・・・」
「君の、助けを求める、声が、2日程、前に、僕の、頭の中に、聞こえたから、
気になり、時々、呼びかけて、いたけれど、返事が、なかったので、心配してい
たよ」
「君の、名前は?」
玲(れい)君に、そう言われた、少年が、
「僕は、修(おさむ)だよ、き、君は、頭の中で、僕と、会話が、できるの?」
「君の、助けを求める、声が、頭の中で、聞こえたのは、初めてだけれど、時々、
白い光の束や、輪とは、会話が、出来る事も、あるけれど、修君、何が、あった
の?」
「今は、大丈夫、虎さんに、食べられそうになったけれど、象さんに、助けられ
た」
「玲君、どこに、居るの、歳は?」
「僕は、収容所の、学校だよ、もうすぐ、13歳の誕生日を、迎えるけれど・・」
その後、2人の会話に、沈黙の時間が、流れたが、沈黙を、破ったのは、修少年
だった。
「玲君、良く聞いてよ、僕は、13歳の、誕生日に、収容所の、学校から、連れ
出されて、奴隷にされ、ひどい目に、あわされた後、翌日、サファリパークみた
いな、此処に、全裸にされて、閉じ込められた、だから、誕生日には、気をつけ
ろよ!!」
「玲君?」
「玲・・・」
そう言った時に、少年には、見えなかった、白い光の輪が、夜空から消えていた。
その後、どれだけ、少年は、玲君と名乗った、謎の少年に、頭の中で、呼びかけ
ても、返事が、無かった。
寝転んでいた、ホープが、立ちあがって、夜空を、見上げて、悲しそうに、鼻を
上げて、何回も、吠えていた。
しばらくしてから、少年が、謎の少年との、会話を、諦めて、赤目象に、
「リリーさん、僕、昼間殺された、少年の、お葬式が、したいのだけど、火葬に
する前に、麻の実でも、せめて、食べさせて、あげたいから、少し、分けて、貰
えますか?」
「坊や、土葬では、駄目なのか?」
「土葬だと、虫や、蠅の子に、食われるから、可哀想で、綺麗に、灰にして、あ
げたい」
「でも、あの子の、魂は、まだ、浮かばれていないぞ!」
「リリーさん、魂が、浮かばれて、いないて、どういう事?」
その時、魚を、食べそこなった、少年の、お腹が、また、グーと、音を立ててい
たのを、聞いた、ホープが、母親象を、連れて、暗闇に歩いて、消えて行った。
「死んだら、余ほどの事が、無い限り、魂の塊の、白い光が、迎えに来てくれる
のだが、殺された、あの少年は、生前、多くの、憎しみを、一身に浴びて、いた
ようだ。」
「それでも、死ぬ時に、清い心で、居られたら、自分から、肉体を飛び出して、
白い光の輪に、旅立つ事も、出来るのだが、それも、出来て、いない、ままだと
思う。」
「リリーさん、どうしたら、その、白い光の輪に、旅立たせて、あげられるの?」
その時、寝ていたはずの、赤目虎が、立ちあがり、言いだした。
「おい、虎坊や、火葬だなんて、とんでも無い事したら、許さないぞ!!」
「俺が、食ってやれば、あの、坊やも、生まれて、初めて、誰かの、役に立てる
わけだから、白い光の、輪に、迎えに来て、貰えるかもしれないが、火葬では、
誰の役にも、立てないだろう? 土葬も、食べられないから、駄目だ。」
「昼間、新鮮な、内に、御馳走に、なろうと思ったが、虎坊の、視線が、突き刺
さり、思い留まったが、人間同士だって、共食いしていたと、俺の、祖先の、魂
は、言っていたぞ」
「レッドさん、そ、そんなの、可哀想だから、駄目だよ!」
「虎坊、それじゃ、なぜ、象の、長老が、無くなった時に、俺が、御馳走になり
に、行くと、判っていて、その時は、止めなかった、それに、お前は、魚も、肉
も、今まで、食べた事、無いのか?」
「・・・・・・・」
「俺も、虎坊と、出会ってから、生きている、少年は、これからは、殺してまで、
食べるのは、やめて、置こうかと、思っているが、あの、坊やは、もう、死んで
いるのだぞ!」
少年は、返答に、困っていた。
「で、でも・・・」
そう少年が、言った時、満天の、星空に、大きな、赤い、流れ星が、輝いて、な
がれたのを、赤目虎が、見ながら、話しだした。
「虎坊や、昨夜、夜空を、流れる、星を見て、俺が、何を、お願いしたか、わか
るか?」
「・・・・・」
少年が、困惑して、沈黙しているのを見て、赤目象が言い出した。
「おい、レッド、気分はもう、元に、戻ったのか?」
「リリー、さっきの、デザートに何か、入れたな? まだ、頭が、フラフラする
が、俺の大切な、御馳走が、灰にされると、聞いて、驚いて、目が、覚めた。」
「レッド、さっきから、聞いて、居たら、坊やの事、虎坊と、言っているが、何
時から、その、坊やが、虎になった。」
「ふん、リリー、坊やに、聞いて見ろ!」
少年は、赤目虎の前で、3度も、射精させられても、元気な、大事な所を、見ら
れて、
「お前は、虎か?」
と、言われたのを、しっかり、覚えていたので、真っ赤になり、左手だけではな
く、右手も、左手の、上に、乗せて、俯いていたら、ホープと、その、母親象が、
リンゴを、1個ずつ、鼻に咥えて、持って、来ていたのを、少年の足元に、置い
てから、ホープが、鼻で、少年の、手を、退かそうと、しだした。
「ホープが、その、リンゴ、亡くなった、少年と、お前に食べて、欲しいと言っ
て、いるぞ」
「それから、前にも、言ったが、裸の、付き合いが、したいそうだぞ」
赤目象が、そう、少年に言ったが、ホープの、鼻から、逃げるのに、必死で、返
事が、出来ずに、ホープにも、見られていたのを、思い出し、逃げ込む、穴がな
いか、探したが、当然、どこにもなかった。
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