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なんで僕・・・涙止まんない・・・
「もしかして誕生日に嫌な記憶あった・・・?ごめんね、泣かせるつもりはなくて・・・!」
違う・・・そうじゃないんです。
そうじゃなくて
「嬉しくてっ・・・。こんな大きいケーキ僕のためにっ・・・初めてでっ・・生まれてくれてっ・・ありがとうなんてっ・・・初めて言われてっ・・・僕っ・・・僕っ・・・」
「当たり前でしょ。生まれてきてくれたんだからこうして出会えたんだよ。俺にとって人生で一番嬉しいことなんだから。大好きな子が生まれてくれた日は特別なんだよ。」
そう言って雪那さんは僕のことを強く抱きしめてくれた。
「泣き顔もすごく可愛いけど今日は誕生日だからねっ。一緒にケーキ食べよ。ここのケーキ美味しいんだって。それとこれ。」
箱・・・?
「開けてみて?俺からの誕生日プレゼント。」
「きれい・・・」
ネックレスだ。きれいな石がついてるっ。
「これはね、8月の誕生石ペリドットと5月の誕生石エメラルドなんだ。すごく綺麗でしょ。
俺と遥。いつも一緒だよ。」
「こんな素敵なもの・・・」
「遥のために作ってもらったんだ。受け取ってほしいな。」
「ありがとうございます、大切にしますっ。」
ん・・・?5月?
「雪那さんの誕生日・・・5月なんですか・・?」
「うん、そうだよ?あっ、つけてあげるね?
はい、これでおっけ。遥の白い肌にすごく合ってる。」
「ありがとうございます・・・。」
雪那さんの誕生日・・・・
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