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18歳以上ですか?
紺野sideにしおりをはさみました!
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紺野side
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でも、ふと思った
「なんで?」
だって、俺はこのまま普通に卯月との関係は続いていくと思ってる
だからこそ終わりなんて考えたことなかったし
だからわざわざ平均点以上取ったご褒美にそんなことをお願いする意味が分からなかった
「んなの決まってんじゃん、お前が好きだからだろ~」
「もっとあるだろ、奢れとか」
「っちげーの!」
今までふにゃんととろけてた目がキッと険しくなる
俺は絶対にどっか連れてけとか、奢れとかを想像してた
まぁ卯月が平均点以上とれるわけないって分かってたし、実際とれなかったんだけどな
「俺、お前と一緒にいたいの」
「おう?」
「あー・・っと、好きなの!」
「おうおう」
そう好き好き言われるとちょっと照れる
まぁ相手は男なんだけど
こう、不良のコイツが相性の合わないであろう俺の事を好きだって、依存してくれてると思うと優越感がある
「だぁ!ちげぇんだって!」
「?」
卯月は何故か怒る
「だから、好きで、ちげぇ、えぇっと好き、好き!」
「おう?」
卯月は馬鹿だから俺に何かを伝えようとしてるのは分かるんだけど、良い言葉が出てこないといった感じで1人でキレてる
「まぁちょっと落ち着け、水持ってくる」
「やだ!」
水飲めば少しは落ち着くだろうと立ち上がろうとしたら、卯月が俺の肩を持って制止た
「俺は、お前が好きなの、でも、お前とは違う」
「うん?」
「俺は、こーゆー好き」
そう言って卯月は少し俺から目を逸らし、意を決したようにまた俺の目を見た
一瞬だった
ふにっと卯月の唇が俺の唇に触れた
「・・・は」
卯月は悪戯を成功させた子供のように笑顔で
そのまま俺のベットに寝っ転がった
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