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心慌意乱にしおりをはさみました!
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心慌意乱
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＊
「はぁ～～～～～～～～～～…」
早足で去っていく月島の背中を見て、伸ばしかけた手を下ろし、再び顔を腕に埋めた。
「あれはやばいって…」
ふと最中の月島を思い出す。
切なげに睫毛を揺らして、頬を赤く染める顔。
切れ切れに、苦しそうに漏れる熱い吐息。
誰かにハマるとろくなことがないと思っていたのに。
ずっと前からあいつの存在は気になっていたけれど、ダメだ止めようと振り切るごとに、気持ちが加速している。
予想以上に可愛いし、
コロコロ変わる表情が堪らない。
もっと触れたい。
もっとあいつのことを知りたい。
あの顔を、俺以外に見せないでほしい。俺だけでいい。
…どうしよう、本当に抑えられない。
「ハマりすぎじゃんか、俺…」
＊
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