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入学式 6にしおりをはさみました!
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入学式 6
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「よろしく」と声を掛けられた。理由が分からん
「おっ、狐さん、よろね~」
「仲良くしよーぜw」
「……ん」
5席が埋まり教室内はシーンとなっている。
その時、
「ぐがぁぁぁぁ!!!!!!!」
その空気が長く続くことが耐えきれなかったのか雪男が急に声を上げた。
それと同時にエルフはビクッとなり狼と狐が雪男を見る。
もちろん俺は無視である。
「なぁこの空気なんなの!どんよりしてるの俺嫌いなの!」
知らねぇよ
「5人しか居ないんだしさ!自己紹介でもしようよ?先生来る気配が一向にないしね」
「ふふふ!まずは俺からだぁ!!!!!!!」
と声の音量を上げる雪男。
「俺は雪渓 智鶴!種族は雪男!趣味は体を動かすこと」
「次は俺ね!俺は、アリス・シーウィル!種族はエルフ!アリスって呼んでね☆」
狼が机を立ち後ろを向く。
「牙狼 月渉……種族、狼…」
名前を言った途端に椅子に着席をする。
「僕は氷狐竜 乃朱です、種族は狐」
4人は自己紹介を終えて後は俺だけであった。
「君は?」
「はぁー……鬼気 灼だ…種族は、、、」
鬼と答えようとしたらいきなりドアがガラッと開いた。
「おーーてめぇらが問題じかぁ…」
「羽が生えてますねェ…飛べるんですか?」
「んぁ?何のための羽だと思う?」
「転けるための羽w」
「よぉし…お前は今からここで転ばしてやる。こっち来い」
「い・や♡」
そんなお調子よく会話している雪男に向かって、先行はため息を一つ吐く。
「お前らは何故Fクラスだ?どうせ~面倒いとかだろ?」
「先生も面倒いんでは?」
「ふっ!まぁな。ここではいろんな種族が居て力や知恵、又は運がある奴が入学してきた。その中でもお前らは特に問題児で全員美形揃いで珍しい種族で俺はとても鼻が高いお前らは何氏にここに来た?問題児になるためか?力を高めたり上級魔法を身に付けに来たり仲間と冒険したりってか?そんなあまったるい考えがある奴はその願いを捨てろあっても無駄だ。そんなFのお前達がどぅ抗い高め合うのか正直楽しみである。三年間どう生きるのかお前ら次第」
長々と喋る先行は最後に『頑張れ』と言った。
「先生~名前教えて~」
「そんなに聞きたいか?なら教えてやろう!
俺の名は烏鷹 正和である。種族は烏天狗」
だってよ…ヒタキ
【ん?なんじゃ?烏天狗か】
『この人知ってます。ヒタキさんが前に神に喧嘩ふっかけて囮にさせられた哀れな烏天狗です』
【おぉーそんなこともあったのぅ…確か帰ってきた時には大泣きしてわしの羽をハンカチ替わりにされた記憶があるのぅ……あれはくちゅじょくであった】
『ヒタキさんはその時は屑だったので』
可哀想……
「先生……」
「ん?なんだ?」
「ヒタキって知ってます?」
「……何故お前がその名を知っている」
先行の肩が震えだした。
「俺が住んでた村にそんな名前をした烏天狗が『いた』と小耳に挟んだもので…同じ烏天狗なので何か知ってるのかと思っただけですよ」
「そいつは俺が殺すんだ……見つけ次第八つ裂きにする」
だってよ!とふっとヒタキを見る。
「それより話に戻りましょ」
俺は話を戻そうと先生に言う。
「こんなこと話している時間はなかったな…すまん」
「良いよ良いよ!で!何するの?」
「今から入学式だ。全員廊下に出て体育館に向かう。理事長の話が長いわ、生徒会の感性はうるせぇわ。風紀員の性格はウゼェは少々面倒い…」
「本音ダダ漏れ」
「寝るなよ!椅子から立ち上がるなよ!終わるまでお座りだからな( -`ω-)✧」
そんな他愛もない話をしながら廊下に寄り体育館に向かうのであった。
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