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18歳以上ですか?
ーその三ーにしおりをはさみました!
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ーその三ー
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俺はもうすぐ17歳になろうとしていた
毎日が退屈で、刺激を求める日々が続いた
いけないと言われればやりたくなる
バレなければそれに味を占める
捕まるか捕まらないかのラインがゾクゾクして堪らない
万引きとかかつあげは飽きた
今はそんな事ではドキドキしないから
仕事も馬鹿らしくなって辞めた
仕事をしなくても客ならたくさんいたしね
お金は入るけど必要ない
毎日泊まる家もたくさんあった
体で宿泊料を払い、後は自由な毎日
暇潰しにはじめたPCにはまり、今ではハックも出来るようになっていた
そんなある日、よく泊めてもらう奴にある事を頼まれた
その時は、軽い気持ちで引き受けた
仕事はある会社のPCに侵入して情報を盗むだけの簡単な仕事
PCだし、バレる心配は無いと思いこんでいた
だって、今の世の中PCなんてどこにでもあるしね
そんな仕事を数回引き受けながら、毎日つまらない日々を過していた
たまに観るテレビのニュース
偶然観たニュースはハッキングの話題だった
内心、少しだけドキドキした
でも、ばれる事はない
絶対にない・・・・・はず
でも、俺も所詮人間
そんなニュースを観た後は、不安で数日眠れなかった
もともと寝つきが悪いから余計に眠れない毎日が続いた
でも、やはり人間
バレない理由を無理矢理自分でこじつけて、不安を揉み消しまた同じ事を繰り返す
ホント、馬鹿だよね
そんな退屈な毎日の中、あいつと知り合ったんだ
薄い玄関のドアから外に出て、冷たい北風に吹かれながらただあても無く歩いていた
金色だった地面は冬の色に変わっていた
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