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76にしおりをはさみました!
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「ほら、入った」
こんなに痛いのに、こんなに苦しいのに、その言葉を聞くだけで快感が波のようにどっと押し寄せてきて、自分のものだとは思えないような嬌声が絞りでる
「はぁ、ひろ…かわ、く…っ」
「可愛いよ、茜」
そう言われた瞬間、自分の中に入っている廣川くんの圧迫感がきゅ、と大きくなった。
「っ…」
廣川くんの口から、確かに吐息が洩れた
ああ、好き。
「ぁっ、やぁっ、ひ、ろかわ…くん…」
「ねえ」
気が付くと廣川くんの顔が目の前にあった
濡れた長い前髪から水滴が、僕の顔に滴り落ちた
「…へ、?」
努めて普通の声のトーンで答えた
「…こういう時くらい、名前で呼んで」
廣川くんの眼は少し潤んで、とてつもない色気を帯びていた。
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