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美咲の気持ちにしおりをはさみました!
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美咲の気持ち
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「う、うっ」
「起きた？美咲」
「おはよう、隆」
頭がボートして何も考えられない。
「美咲、昨日のこと覚えてる？」
「きの、う。あっ」
ボーっとしていた頭が嘘のように
昨日のことを思い出した。
「雅人はどこにいるの？」
「もう外国人に買われて
いるだろうね」
「えっ、もう会えない、の」
目の前が絶望で広がった。
「そうかもしれないね。
美咲は俺のものだから
あいつがいなくても
いいでしょ」
「そ、んな・・やっ、触らないでっ」
隆は美咲の頬を触ろうとしたが
手を叩かれてしまった。
「ご、ごめんなさ「どうして俺
のものにならないんだ！」
「え、それは」
雅人が好きだから、と言おうとした時
涙を流している隆を見て、胸が痛くなった。
（僕が守ってあげたい。側にいたい）
美咲にある感情の変化が起きていた。
（僕が好きなのは、雅人じゃない？）
自分の気持ちが分からなくなった。
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