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第4話 「弟の薫」にしおりをはさみました!
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第4話 「弟の薫」
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俺には一歳年下の弟がいる
頭は悪いが運動神経が良く
明るく前向きでクラスのムードメーカー的存在
困ってる人がいたらヒーロー如く助ける
栗色の髪でくせっ毛がすごいが
触り心地が良さそうな髪質
俺と同じブラウン色だけど
目がキラキラと宝石みたいな目
まぁ、言わずもが薫はイケメンの分類に入る
だから、わりと女子にモテる
告白も1回や2回だけではない
もう両手では数え切れない程モテる
薫自身も自覚があるしお付き合いしてる彼女もいた
けど、告白され付き合い始めて三日目辺りに振られる
確かに頭は悪いが運動神経が良くバスケ部に所属しているし明るくポジティブでこっちが元気になれるほどの性格で顔立ちもいい
そんな弟が振られる原因が
「はぁ〜〜〜〜〜まんばちゃん超可愛い〜〜〜〜〜ネガティブ可愛い〜〜〜〜〜こんなネガティブで自分に自信がない奴ほど受け度が増し増し〜〜〜〜〜〜」
こいつの正体(腐男子)を知って振るからだ
こいつの性格を知ってドン引きして別れる
そのパターンが90%
残りは薫が別れを切り出すというパターン
なんでモテるのに腐男子だという事を
隠さないのだろう
そんな疑問を抱いたし実際、薫に疑問を投げかけた
「そんなん決ってんじゃん
俺が正直者だからさ」
と、ドヤ顔で言い放った弟に腹が立ったので
その日の晩御飯にポン酢を大量に仕込んだのだ
今思うと心底くだらないことしたなぁと思う(反省する気は無いけど)
「兄さん兄さん」
「ん、あー何?」
「兄さんこのキャラ達の中で誰が好み?」
後ろからズシッと抱きつかれ
スマホの画面を見せてきた
画面には40人か50人ぐらいの人がいた
その殆どが刀を持っている
「これ、なんのゲーム?」
「これね刀剣〇舞っていうゲームで
こいつらは刀の神様なんだよ」
「へー、だから刀持ってるのか」
「そうそう、んで誰が好み?」
「好みも何も俺は男に興味ねーよ」
「俺はねーこの山姥〇国広って奴が推しでー」
「聞けや」
「で、誰がいい?」
ぎゅっと少し力を込められた
こうなった薫は意地でも離さないからな...
ため息をしスマホの画面に映る刀の神様達を順番に
見ていった
やっぱりどれもこれも男ばっかじゃん
そんなことを思いながら見ていくと
ピンク色の腰までぐらいの長さの髪に
ふりふりのスカートを履いている女の子がいた
なんだ、女もいんじゃん
しかも可愛い
「こいつかな」
「お、乱〇四郎じゃん
いい趣味してるー!」
趣味も何も女がこいつだけだから
必然的に選ぶわ
「ほら、もう答えたから離せいい加減暑苦しい」
「でも、兄さんにそんな趣味があったとはなー」
「何がだよ」
だんだんとイライラしてきた
いい加減離れてほしい
「だってーまさかー兄さんが女装系の子が好きだったとは我が兄ながら恐ろしい」
「は?女装?」
「女装」
「誰が?」
「こいつが」
「...乱藤〇郎?」
「〇藤四郎」
「女装...に、しては可愛い顔してるけど」
「おとこのこだからね」
「男の子?」
「違う違う、男の娘と書いて男の娘(おとこのこ)」
「......」
もう、俺は弟もゲームも信じないことにした。
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おじさんは沖田組が好きです。
沖田組可愛いぺろぺろ
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