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story.10 ありがとう…さよなら…にしおりをはさみました!
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story.10 ありがとう…さよなら…
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「歩夢…好きだ…」
紘が帰ったあと
俺はベッドに寝転びながら
さっきの事を考えていた
紘の告白に
俺は驚くことしか出来なかった
まさか紘が
俺のことを好きだったなんて
思ってもみなかった
俺を抱きしめてた
紘の力は…強いようで弱かった
あいつは気づいてなかったと思うけど
紘の体はかすかに震えていた
紘の告白は
すごく嬉しかった
空くんが言ってた通り
好きって言われるとすごく嬉しい
琉衣にフラれ、弱っていた俺
心の傷も深かった
そんな俺の傷を
紘は少し癒してくれた気がする
一度でいいから
誰かに愛されてみたかった
好きだと言われたかった
紘なら…
信じてもいいのだろうか…
裏切ったり、嫌ったり…
紘なら…しないかな…？
俺の心を
琉衣と紘が支配する
琉衣の事は…まだ好きだ…
でも…紘の思いを無駄にしたくない…
俺は1人、考え続けた
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