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助けてっ……！にしおりをはさみました!
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助けてっ……！
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目を覚ました後、少しの間ぼーとしてた。
どんどん現実に引き戻されていく感覚があって、昔を思い出し震えてくる。
どんなに時が経ったって、その恐怖心が心の底から和らぐことが無かった…
無意識のうちに体が震えて、昇兄を呼ぶ。
しょ、昇兄！助けてっ……
俺は此処に居るからっ…！
それでもやっぱり……やっぱり、俺を助けてくれる人がすぐ側に居ない。
前もそうだった。昇兄もあの人もいつも、俺が大変なときに居ないんだ…………
｢はっ！お前の大好きな昇兄は来ないぜ？これからがお楽しみの時間だ…………｣
知ってる。そんなことずっと前から知ってるよ。
今回はいつ助けに来てくれるの？昇兄…
俺もう、心がずたずたなんだ。早くしないと壊れちゃうかもしれない。
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