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名探偵拓麻にしおりをはさみました!
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名探偵拓麻
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Side拓麻
タララララーララ〜タラララーララ〜
電話が鳴っている。電話がなるのなんて何ヶ月ぶりだろう。
と思いつつ画面を見ると銀杏から。
｢どうした？｣
『紅葉……が……いろ、は……がね……』
｢落ち着け。何があった？｣
銀杏は泣いているようで言葉が詰まっている。
『いろはが……腕、切って……死のうと、して……びょ、いん……運ばれたの……』
｢は？とりあえず家行く。てか銀杏は家にいるんだよな？｣
『うん……』
｢すぐ行くから｣
そう言って電話を切った。
紅葉が腕切って死のうとしたってどういうこっちゃ。確かに最近暗いしズドーンってしてたし。あ、下駄箱になんか紙……入ってたよな……。もしかしてそれで何なあった？だとしたらこれは見ていて何も言わなかった俺の監督不行届か？にしてもこうなるってことは篠宮にも言ってない？あ、篠宮関連……か？
この2人の関係は俺達のクラスで認められているだけでほかのクラスは知らない人も結構いるし認めてない人もいる。この認めてない人ってのは大体陽キャで1人で行動ができない奴。
もし俺の仮説が正しいのならわかったぞ。話が読めた。
篠宮にも連絡しとかなきゃな。
『紅葉が病院に運ばれた』
ま、これでいいだろ。
さてさて上山家到着したし、銀杏のアフターケア？していきますか。見つけたの銀杏だろうし。
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