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18歳以上ですか?
電話にしおりをはさみました!
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電話
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俺は凛月を探すためにまずは1度凛月の通っている学校に電話をかけた。
「はい。もしもし。」
「もしもし藍原というものですが、以前そちらに伺ったことがあるのですが、橘 凛月は居ますか?」
「少々お待ちください。学年の先生に代わりますね」
待っている間陽気な音楽が流れている。早くしろ。そうイライラしていたら学年の先生に繋がった
「大変お待たせいたしました。学年主任の高橋と申します。……申し訳ないのですが橘は最近学校に来ていなくて……。電話しても出ないんですよね…。」
「それは、いつからですか?」
「んー、一ヶ月くらい前ですかねぇ。彼は毎日休まずきていましたから、私共も心配ですね。」
「…そうですか、何かあったらまた連絡してもらってもよろしいでしょうか。」
「それは別に構わないのですが………
……藍原さんは何故大手会社社長なのに、橘と関わっているのでしょうか。正直なにも接点もないし調べたところ親戚でもないし………。
もし橘に害を与えようとするのであれば私たち学校側も見過ごすわけには行きません。」
「……申し訳ありません。大変失礼なことをしましたね。自分の身元も明かさず凛月のことばかり聞いて……大変失礼しました。
……私と凛月は偶然、スーパーで出会いました。その時はほんとにただの偶然だと思ったのです。でも、私はもう一度彼に会いたい。と、本能的に惹かれたのです。
……今回の失踪も、私のせいでもあります。…責任もって彼を見つけます。どうか、それまで、協力していただけないでしょうか。」
「……わかりました。学校側も全力でサポートいたします。なので、ぜひ。うちの橘をよろしくお願いします。身寄りのないあいつの唯一の居場所になってあげてください。」
「……はい。それでは、失礼します。」
ガチャ
「……何処にいるんだ。凛月。」
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