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18歳以上ですか?
大型犬*にしおりをはさみました!
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大型犬*
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「俺の口、人間みたいですか?」
いきなりそんなことを聞いたカイト。
黒滝は終始固まっていた。
「あ、あ……そう、だな…」
よく分からないまま、答えた黒滝。
そんな彼の手を、カイトは引き寄せる。
黒滝は反応するのが遅れた。
「あ、おい……」
言葉を発する間もなく、その指は口腔に引き込まれていった。
……は?
肌よりもずっと熱い中は、柔らかくて……気持ち良い気がした。
おい、俺……何興奮してんだよ。
相手は男だぞ。
おかしいだろ、こんなの………。
どんなに自分に言い聞かせても、若い身体が快楽に勝てる筈も無く。
「……マスター、俺の口でしていいですか?」
「………」
何も答えられなかった。
答えなんて考えられなかった。
最近は論文忙しくて抜く時間とかなかったし。
こんな事されたら、誰だって興奮する。
そんな脳内の言い訳は、行為を認めるには充分なものだった。
「マスター、ご自分で俺の口に挿れてください。そしたら、俺、ご奉仕します」
そんな誘い文句、何処で覚えたんだよ。
「男相手にそんな……お前、ホモなのか?」
ぽつりと出た疑問。
その言葉に、カイトは寂しそうに眉を顰めた。
「俺は、ただ、マスターに元気になって貰いたいだけです」
マスターが、落ち込んでるように見えたから。
そう続けたカイトは苦笑いしてみせた。
「……やっぱり、気持ち悪いですよね。俺、男なのにマスターの舐めるとか言って……」
あからさまに落ち込んでいるカイトに、黒滝は咄嗟に弁解してしまった。
「あ、いや。違うんだ。気持ち悪いとかじゃなくて、驚いただけ、だし」
ぱぁっと明るくなったカイトの顔。
飛び付く様な勢いで、黒滝に抱きついた。
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