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今日はオリオンのメンバーだけで集まってライブの打ち合わせだ。
ライブの構成、曲順、演出などを考えていく。スタッフさんにも手伝ってもらうが、大筋はメンバーで意見を出し合って決める。
「……さひ……あさひ!!!」
「うわっ、何?」
「なに?っじゃねぇよ!人の話聞いてるのか?しっかりしろ!」
「…ごめんなさい。ぼーっとしてて。」
隼人に怒られてしまった…。絶対昨日のことが原因だ。くそっ。話し合いに集中しないと。
…「こういうのはどうかな?」…
…「ただこれだと時間がきつくない?」…
…「こうしよう!」
何時間も納得がいくまで相談して、ようやく形が見えてきた。
「よし!だいたい決まってきたな。もう遅いしここまでにしよう!あとはスタッフに相談しながら詰めていこう。解散!…あ、朝日は残って。聞きたいことがある。」
「お前今日話聞いてなかったから怒られるんじゃね?笑」
仁がそう言いながら帰っていく。
うげっ。俺、凌に怒られる…?
みんなが帰ったあと…
「何かあった?今日ぼーっとしてたけど?」
凌が心配そうに聞いてくる。良かった…怒ってはなさそう。
「ちょっと昨日…あ、でも大したことじゃないんだ!今日はごめん。これからはしっかりする。」
「あの森田ってやつに何か言われたのか?」
「え、何で知って…あっ」
あーーこういうデリケート?な問題はあまり言わないようにしようと思ってたのに…。ってか本当に何で知ってんだ?
「…くそっ、言われたのか…。何言われた?」
「いや、別にほんと大したことじゃないんだ。大丈夫だよ?」
「隠すな。大したことじゃなきゃ俺にも言えるだろう?心配なんだ。」
「えーでも…ってかさ、何で知ってるの?」
「えっと、、、」
凌はなぜか気まずそうな顔をしている。…?
ガチャ
「あ、すみません。この部屋まだ使ってますか?22時から予約してて…」
「あ、すみません。今出ます。」
俺らはとりあえず帰り支度を始める。
「朝日…今から飲みに行かない?そこで聞かせて。俺もそこで話す。」
「うーん。わかった。けど、どこで?」
俺らは一応有名人だから外で飲んだりすると変なやつに絡まれることがある。前に隼人がそういうやつらと少し揉めたことがあってから、上から外ではあまり飲むなと言われている。
個室とかを予約すれば大丈夫だけど、さすがに今からだと無理だろう。
「俺の家はどう?久しぶりだろ?」
「行きたい!久しぶりにシロに会いたい!」
「決定だな。」
…そういえば確かに凌の家に行くのは久しぶりだ。
それに2人っきりっていうのは初めてかもしれない。
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