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流される3にしおりをはさみました!
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流される3
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「どうぞ。」
「お邪魔します。」
帰り道、森田が運転する車の中で2人はなぜか無言だった。森田は何か聞きたそうにチラチラこちらを見てきたが、気づいてないフリをした。
「お前、良い車乗ってるんだな。しかも、マネージャーに送ってもらってないの?」
「うん。俺、車が好きで…好きな車買ったから自分で運転したいと思って、マネージャーは事故とかあったらって心配してるんだけど、無理言って許してもらってるんだ。…あと会社に寄ることもあるし。」
「ふーん、そうなんだ。」
「朝日さん、なんか元気ないね。何かありました?」
「…」
流石に聞いてくるか…。
演技に自信がないとか出来る俳優に言っても分からないだろうなー。
森田が心底心配というような目で見ている。
「ふっ、別にたいしたことじゃないよ。ただ皆んなは自信持ってすごい演技をしてる中で、自分がみっともなく思えただけ。」
「みっともなくなんかっ!?んっ!?」
手を伸ばして森田の口を塞ぐ。
「いいよ、これは自信がないだけの自分の問題だから。でも前よりは褒められることも多くなったし、これからも精進するよ。」
森田くんに変なところを見せてしまった。
…でも、これで何だこんな人なんだって俺に飽きてくれるかな?笑
少し自嘲的になってしまっている。
「変なとこ見せて悪かったな。…わっ!」
急に森田にがばっと抱きしめられる。
「朝日さんはかっこいいです。」
森田くんは変なやつだ。励ましてくれてるのか?
「何?励ましてくれてるの?笑」
「ただ抱きしめたくなっただけです。」
「何だそれ。」
「…」
森田くんは何も言わない。でも腕の中は何だか心地良くて、気持ちが和らぐ。
…でも流石に長くないか?さっきから10分くらいこのままなんだけど…
「森田くん?もういいよ、励ましてくれて?ありがとう。」
「…」
え?無言?
「あのー、聞いてる?一晩過ごすんだろ?このままじゃ明日になるぞ?」
決っして、断じて、エロいことを早くしろっていう意味じゃないが、このまま抱きしめられたままなのは何か居た堪れない。
「朝日さん。明日休みですよね?」
「え?そうだけど、、、」
え、まさか、、、、いっぱい出来ますね?とか言われる??
怖い、、、
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