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シガーキスにしおりをはさみました!
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シガーキス
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「明穂先輩タバコ吸うんですね。なんか意外だな。」
人目のつかない校舎裏。
普段は柄の悪い奴らがたむろっていて誰も寄り付かない場所。
金曜日の放課後で、ほとんどの奴らが帰ったのに何でこいつが・・・
北見がいるんだ。
「生徒会長が自ら風紀をというか、校則を乱すなんてなかなかすごいですね。」
「なに?幻滅でもした?これでも真面目キャラ作るの疲れるんだよ。」
「ふーん。」
相変わらず読めないやつだ。
北見とは同じ事生徒会の後輩ではあるがあまり話した事のないやつだった。
ある程度仲のいいやつなら口止めでも何でも出来るが・・・しょうがない腹を括るしかないか、
「なんだよ?言いたいことあるなら言えよ。先生にでも言えば副会長から会長になれるかもな?」
「まさか!そんなことしませんよ。」
「はっ、とか言って本当はどうだか?」
「誰にも言うわけないじゃないですか。
僕ふつーに先輩とお仲間ですよ。」
なんて言った北見はおもむろに胸ポケットに手を突っ込みガサゴソと漁ると、赤と白の小さい箱を取り出した。
「んだよ、吸ってるものまで同じかよ。心配して損したわw」
さっきまでチクられるのかと腹を括っていた為ほっとした。
「隣いいですかね?」
と尋ねられたが今更断わる必要も無い。
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