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4話(4/5)にしおりをはさみました!
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4話(4/5)
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「白谷には気をつけろよ」
「なんで?つーかさ、いつまで腕掴んでんだよ」
何に気をつけるのか妙に引っかかるが、そろそろ腕も離してもらいたい。
流自身も思い出したように腕を見て投げ捨てるように手を離した。
「オレだって好きでこうしてたんじゃねーんだからな!」
「はいはい……ッ」
素直じゃねーの。
そう言おうとした時、強く心臓を鷲掴みにされたように強く脈を打ち始める。
呼吸も次第に乱れ始め、全身が熱くなっていく。
発作の始まりだった。
(……ヤバイ、なんでこのタイミングで発作になるんだよ)
「おい、どーした?」
「なんでも……ない、から……」
その場にしゃがみ込んだ千尋を何事かと流も膝をつき顔を覗き込んできた。
どうにか感づかれないように、心配を掛けないように笑みを浮かべて見るが流は騙されてはくれなかった。
「なんでもねい訳ねーだろ!汗もスゲーし……」
「あ……ッ」
肩に手を置かれただけなのに期待するような甘い声が漏れ出してしまった。
顔を真っ赤にさせて慌てて口を押さえるが、しっかりと聞かれてしまっていたようで流は目をパチパチとさせ少しずつ頬を染めていく。
「お前……」
「ほ、本当に何でもないから!」
千尋はその場に流を残して走り出した。
もうこれ以上我慢する事が出来ない。
目に付いた男子トイレに飛び込み、一番端の個室に入り覚束ない手つきでベルトを外していく。
下着から飛び出した性器は既に固くなり、はしたなく蜜を零していた。
本当に嫌になる。
なんでこんな事しなくちゃいけないんだ。
それでもやるしかなくて、性器を上下に扱く。
数回扱くだけで手に先走りが絡みつき、くちゅくちゅと水音が響く。
カリクビを重点的に刺激してやれば限界は早く、
「……く、ぅ、でる」
もうイく。
びゅくりと吐き出された精液は熱くて、どろりと手の平に広がる。
達したばかりなのに既に千尋の性器は勃起している。
慶一が言っていたように他人から与えられる刺激でなければ一回出したぐらいでは発作は治まらない。
壁に手をついて自分の精液を潤滑油変わりに後ろの穴に塗りこむ。
指を突きたてようとした瞬間、個室の扉が予告無く開けられ呆然と立ち尽くす流がそこにいた。
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