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奇病短編〖傷〗>>3にしおりをはさみました!
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奇病短編〖傷〗>>3
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<フジ視点>
次の日。
俺たちはキヨの搬送された病院へと向かった。ナースステーションでキヨの病室の番号を聞き、その場へむかう。
急な不安がよぎった。
025号室。
この番号は…
……隔離病棟。
キヨの病室につくと、何食わぬ顔でこっちを見ているキヨが居た。
ky「おー?どうしたおめぇら。そんな心配そうな顔しやがってよ」
hr「キヨぉ〜!心配したんだよ〜!!」
すごい勢いでヒラが抱きつく。抱きつかれた本人はあまり嫌そうではなかった。
ksk「キヨ、お前大丈夫なのか?」
こーすけが恐る恐る尋ねる。するとキヨは急に笑い出した。
ky「あっはっはっはっはっww何?wそんな心配だった?ww」
そのあっけらかんとした態度に、この時は異常にイラついた。
fj「心配したに決まってんじゃん!いきなりぶっ倒れたんだよ!?普通心配するよ!?」
その迫力に驚いたのかは分からないが、キヨは素直にごめん、と謝った。
fj「………。」
ky「………。」
??「お取り込み中失礼します。」
不思議な間に困惑していると、急に1人の医師がやってきた。
医師「すみませんが、少しお話したいことがあります。よろしいですか?」
その人はとても悲しそうな目をしていた。
ksk「あ、どうぞお願いします。」
その時に俺の不安は確信となった。とても良くないことが起きる、そんな気がしていた。
医師「えー、まずキヨさんの患わっているとされる病についてですが、正直わたしもびっくりしました。世界での発症例も20件あるかないかというほどの奇病でした。」
ky「え…?なに、おれ病気なの?」
医師「その病の名は《刺青病》。1度発症すれば治すことはできません。治療法も症状を和らげる薬もありません。我々の力ではどうもすることが出来ませんでした。」
刺青病。
聞き覚えのあるその名前に、とても恐怖を感じた。4人が放心していると、突如キヨの様子がおかしくなった。
ky「いっ…いたっ、い!あ、あぁぁぁぁぁっぁっぁ、あぁっ!!
ksk「……お、おいおい何なんだこれ!?」
痛がっているキヨの方を見ると、先程まではなかった刺青のようなものが右腕の全体に広がっていた。
ky「なんなんだよこれ!なんなんだよ刺青病って!」
hr「キヨ落ち着いて!俺がいるから!」
ksk「あぁ、落ち着けって!」
ky「うるさい、帰れ!どっか行け!」
キヨはパニック状態に陥っているのか俺たちの話を聞こうとしなかった。
そのため、緊急的な措置としてキヨに麻酔が打ち込まれた。
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