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奇病短編〖傷〗>>4にしおりをはさみました!
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奇病短編〖傷〗>>4
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<フジ視点>
キヨの豹変ぶりにとてつもない不安と恐怖を感じながらも、また最俺ハウスへと戻った。
家に着くまでも、家に着いてからも誰も一言も喋らなかった。
重たい空気が部屋全体を覆う。
hr「……ねぇ。もしキヨが死んじゃったりしたらどうなるのかな。」
そんな時、ヒラがふと告げた。みんなが考えていたであろうその言葉を。
ksk「そ、そんなわけねーだろ。あいつだよ?キヨだよ?誰よりもしぶとい男だよ?……そう簡単に死ぬわけねーよ」
hr「でも、治療法も見つかってないし特効薬だって無いんだよ?このままだったら本当にキヨ死んじゃうよ…」
ヒラが泣きながらそう呟く。
今日の様子を思い出してみても、あそこまで取り乱していたキヨのことを心配にならないはずがない。
だからこそ。
fj「確かにキヨは死んでしまうかもしれない。今日だって、あんなキヨを見たのは初めてだったし。」
ksk「フジ、お前何言って…」
fj「でも、諦めるには早いと思うんだ。特効薬も治療法もないなら、自分たちで探そう。俺たち3人でキヨを救おう。」
俺の言葉にヒラもこーすけもハッとした表情を浮かべた。
2人の目には、少しだけ希望が宿っているように見えた。
でもその2人には申し訳ないが、俺は治療法を知っている。
その方法とは―――
―――キヨのことを愛している者の死、だ。
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