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What's your name?にしおりをはさみました!
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What's your name?
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それから朝までレオに文字を教えていたせいか、俺達は机に突っ伏して寝てしまった。
2人揃って船漕いだり、肩回してるのを見て化け物とリオンは首を傾げてたが、夜更かしで眠いんだろうと自己完結してくれたみたいだ。言及されなくて良かった。
朝食の後、化け物にせっつかれたが無理矢理伸ばしてもらい、帰るのは昼前になった。リオンはわざわざ仕事を休んでまで見送りに来てくれた。他にも、村で世話になった奴らとかも代わる代わる会いに来てくれたしな。急だったのに、こんなに来てくれて、本当に嬉しい限りだ。
「レオ、リオン。世話になった」
「おうよ」
「……」
「レーオ。あれ渡さねぇの?」
「……えっと 」
「大丈夫。きっと伝わる」
「う、うん。リオン!」
「ん? どうしたレオ?」
「あ、あの!」
俺に促されて、レオが取り出したのは。
「これどうぞ!」
1枚の折りたたまれた紙。
「なんだこれ?」
訝しげな表情で、リオンは紙を開いた瞬間、目を見開く。
レオが渡した紙。それは、リオンに向けた手紙だ。伝えたかったことを伝えられる。その喜びと同時に、一番最初になにを伝えようとレオは一生懸命考えていたが、最終的には、一文に落ち着いたみたいだ。
《リオン、大好き。ずっと一緒にいたい》
ーーー
大変お待たせしました! 10万ヒット記念作品、関連作品で連載始めました!
リアルが少し急がしい影響で、週一更新予定になっておりますが、お付き合いしてくれると嬉しいです(*^^*)
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