アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
俺の同室者-4にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
俺の同室者-4
-
「溜めると身体に良くないぜ。相手してくれるやつがいるなら楽しめばいいだろうが」
俺の言葉にピクっと身体を震わした百瀬が悲しげな表情で俺を見つめた後、ハッと目を見開き急に顔も耳も首元まで赤くしたかと思うと今度は斜めに顔を逸らしてポソリとつぶやいた。
「なるほど。俺の気持ちを踏みにじって、他のやつを抱けだなんて……新手のプレイだな」
ーーいやいや違うからな!
こいつの思考回路がとことん分からねえ。でも面白くなって来たのは事実だ。俺は理由もなく暴力で痛めつけるのは苦手だが精神的にいじめる程度ならやってみなくもない。少しくらい貢献してやろうか。
「百瀬。処女厨て言葉があるだろ?俺は……童貞厨なんだよ。まっさらなやつとしかエッチはしねえ。誰かの手垢が付いた男に用はねえよ」
本当は別に何人と経験していようが過去には興味はないし、そこまで潔癖でもないのだ。百瀬にとって絶対に叶わない事を言ってみただけだが、これが大いにきいたらしい。
「ちょ、佐藤まってくれ。それだけは勘弁してくれよ。くっそ、誘われたからって安易に抱くんじゃなかった!」
「へぇ、誘われたら誰でも抱くのか。そういうの余計に無理だわー。引くわー。やだやだ」
がーーんと音が鳴りそうなほど落ち込んだ百瀬は、精神的に追い詰めてやったのに喜ぶどころか本気で滅多打ちにされてしまっている。中途半端なM男だなまったく。
「だ、誰でもってわけじゃないぞ!後腐れのなさそうな先輩とだけ。ただちょっと気持ちがいいことをだな……」
「ふーん。快楽に弱いタイプも気に入らねえな。鋼の理性で相手を突っぱねるくらいの精神力を持ったやつが、俺の好みだ」
うそうそ。俺自身がすっげえ快楽に弱い生き物だから。むしろチョロいくらいが可愛いとさえ思ってるし。
「ああぁぁぁ。過去の俺を殴り飛ばしてでも止めるべきだった。俺の馬鹿野郎」
あまりにも後悔している姿が哀れで、可哀想になって来たのでそろそろ許してやろうと思ったのだが……やつの股間がガッツリ膨らんでいるのを見て、やっぱりやめた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 96