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感じてしまった俺-1にしおりをはさみました!
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感じてしまった俺-1
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エアコンの吹き出し口から柔らかい冷気が落ちて来て、心地のよい涼しさを全身に浴びながら、このまま眠りの森に入って行きてえと思った俺は、身体を這い回る卑猥な動きに気がついた。
ん、気持ちいい。思っていたより疲れていたようで、揉みほぐされていく身体は充実感を覚えていた。そこへ背中に想定外の重みが乗っかって来て、俺の理想的な睡眠が……台無しにされた。
「も、もせ重い……ん?今何時だよ」
「もう日付変わったぜ。早く寝ないとな」
ーー寝かせねえのはお前だろっ。
ゆったりしたソファーで座り心地が快適だとしても、所詮二人がけなので俺の足先ははみ出している。いつの間にかうつ伏せで寝てしまっていた俺に、覆いかぶさっている暑苦しい男は、このまま更に熱い展開に持ち込もうとしているので、それだけは食い止めなければならない。
「ヤりてえならベッドでヤれよ」
なんの情緒も感じさせない俺の言葉にも息を荒くして喜んだ百瀬は、瞳を輝かせながら強引な体制で俺を横抱きにした。
そのままやつの部屋に連れて行かれ、大判のバスタオルが敷かれたベッドにそっと寝かされた。
「随分と用意周到じゃねえか」
「待ってくれ。まだ完璧じゃないんだ」
以前盗撮された俺の写真は全て回収済みだ。その代わり渋々妥協させられたポスター大のパネルには、ニヤリと笑った俺が写っている。
その恥ずかしさ極まりないものの下部には、百瀬の悪趣味な道具が収められた棚が配置されていた。
「今日は何を使うんだよ。巨大ディルドは二度とごめんだからな」
「あれは悪かったよ。佐藤が苦しむのは俺の趣味じゃないって」
ごめんごめんと謝りながら取り出したのは、絹性のタスキのようなものだった。今日は目隠しプレイかと些か不満げに見ていると、顔を火照らせた百瀬が自分の目に巻き始めた。
「お前がかよ!」
「前から試してみたかったんだ。これすると視覚以外の感覚が鋭くなるそうだぞ」
「てか先に服を脱げよな。順番逆じゃね?」
とりあえず自分で上下の衣服をさっさと取り払った俺は、全裸でベッドに腰掛けて、百瀬の行動に首を捻らせている。百瀬はすぐ脇に仁王立ちし、俺の気配を探っていた。
「あ、佐藤の声が脳に突き刺さって来る。目隠しっていいぞ」
すっかりお気に召したようで、目の部分をタスキの上から撫でている。
相変わらず変態くさいやつだとため息を吐きつつも、結局はいつもうまく乗せられるのだ。
「佐藤が、はぁはぁ……脱がせてくれないか」
既にはぁはぁしだした百瀬のリクエストに応えて、ボタンをゆっくり外していく。ただでは脱がさないところが俺のサービス精神だと褒めて欲しい。
プチプチ外してシャツの上から胸をまさぐると、すぐに乳首が顔を出し、ツンと立ち上がった突起が布越しに見えて、官能的でとても卑猥だ。
尖りの先を指で優しく往復し、その感触を楽しんだ。
「っん、さとう……それ、いいぞ……」
全て外し終えると前をはだけた状態で放置し、綺麗に刻まれた筋肉を堪能した。シャツの間から覗く大胸筋はとても色っぽく、尖った乳首が赤くなって触れてくれと強請っているようだ。
「乳首がぷっくり腫れてるぜ、男なのに感じてんのかよ」
「あぁ、さとう……はぁはぁ……」
わざとカチャカチャ音を立ててベルトを緩め、ファスナーもゆっくり降ろしていく。いつ見てもデカい肉竿の先っちょが、下着の上から顔を出していてちょっと笑った。
「あーでもさ、やっぱ疲れた……めんどくせえから自分でとっとと脱げ」
ここまでやっておいて酷いよな、と自分でも思うが俺は疲れている。俺の命令に浮かれた百瀬が、猛スピードで言われた通りに動いているので、まあいいんじゃないかな。
「さとう!好きだ!」
目隠ししている割にはカンが冴えているのか、ぶつかるでもなくベッドに乗り上ると、俺を寝かせて熱烈な口付けをかましてきた。こいつはキスがうまい。
ねっとりと俺の舌に絡めて敏感な箇所を見つけると、狙いを定めて執拗にせめてくる。
舌全体をすっぽりと口の中に収められ、吸い付いて溢れる唾液を飲み込まれると、全身に電気が走ったような痺れが襲ってくる。
口内をひと通り舐め回すと気が済んだのか乳首へと移動して、俺の遠慮がちに主張した胸の中心に舌を絡ませた。
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