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9 side皐月にしおりをはさみました!
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9 side皐月
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「みんな今日からこのクラスに新しいお友達が増えるわよ」
「小山皐月デス」
めんどくさいななんで俺がこんな低レベルな幼稚園に来ないといけないんだよ。先生も俺なんか子供にニコニコしたり怖がったり馬鹿じゃねぇの。どうせ皆、親の事ばかりイライラする
「ねぇ皐月くん一緒に遊ぼ」
「遊ぼうよ小山くん」
「無理お前らと遊ぶ気なんかないほっといてくら」
めんどくさいなこんな事言われたぐらいで半泣きになって諦めろよ1人の方が色々楽なんだよ
「ひっ...ううぇーんうぇーん」
「どうしたのなるみちゃん、ゆらくん？」
めんどくさいのが一人増えたなんでそっとしておいてくれないんだろか迷惑なんにもかけねぇから1人で居させてくれよ
「皐月くんが遊んでくれないよ」
「小山くんが怖いよ」
「皐月くんただ単にこの2人は純粋に皐月くんと遊びたいだけだから遊んであげてくれないかな？それにもう少し言葉も柔らかくしてあげで欲しいな。それになるみちゃんとゆらくん泣かしたんだから謝りなよ」
何コイツ珍しいなっていうか初めてだなこんな奴は皆、怖がるか泣くか俺の機嫌とるのにコイツは俺に動じないし命令までしてくるとか
「お前、俺にたてつく気か？」
「別になんで人を泣かせといて平然として居れるのかとなんで謝る事が出来ないんだろって思っただけ」
「お前小山コンポレーションって知ってるか？俺はあそこの息子だぞ！媚びを売らなくてもいいのか？」
「別にどうでも言いそんなの面白くもないのにニコニコするなんて出来ないからね」
コイツなんか面白いな。今、よく見たら可愛い顔してるしコイツだったら本当の俺を見てくれるかな。さっきの2人を慰めようと2人に近づいていくそいつの手を掴んだ
「お前名前は？」
「中村奏多てか手を離してくれない？」
「アイツらに謝るから俺と友達にならないか？」
「謝るならいいよ」
アイツらに謝るのは癪だけどあいつとの接点を持っといた方が今後楽しめそうだしな
「さっきは悪かった」
「「いいよー！！」」
「今日からお友達だねよろしくね皐月くん」
「よろしく。奏多は本当の俺を見てくれるか？さっきも言ったけど俺は有名な会社の社長の息子だから俺の親に気に入られようとして俺に媚びを売ってきて俺そのものを見てくれる人は居なかった奏多はどう？」
「安心して俺、正直そんなのどうでもいいから皐月の事ちゃんと見るよ」
「ありがと。俺、今まで生きてきて友達とか居たことなかったからあだ名で呼んだり呼ばれたりしたりするのに憧れてるからあだ名で呼びたいな」
「それいいね小山皐月だからきっちゃん」
「それじゃ奏多だからかなにしよ」
あーなんかかなの事誰にも渡したくないな今日初めてあったけど親父みたいに好きな人と永遠に居たいな
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