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『ご褒美スタンプカード』⑤にしおりをはさみました!
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『ご褒美スタンプカード』⑤
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「んああっ……や、やだっ……んんっ…」
「いやいや言っときながら、なんだその反応は?ケツマンもびしょびしょじゃねーか淫乱野郎」
「い、淫乱じゃ……なっ……」
「はやく挿入てほしそうにヒクつきやがって……お望み通り、ぶち犯してやるよ…!」
「だ、だめっ………!」
「─────はい、オッケーです。一旦ネコ役さん別の用事で場所うつるので、休憩入ります。次はセックスシーンからいきまーす」
「はーい、お疲れ様ですー」
「お、お疲れ様、です…………」
喘ぎ疲れてカラカラになった喉から懸命に声を出した。
軽く酸欠になってクラクラしてる状態で、改めて自分の身体を見てみた。
弄られ続けて肥大化した乳首と胸、お尻もずっと男の人を受け入れ続けて大きくなってしまった。アナルだって、まるで遊び人の様に縦に割れて、みっともなくダラダラと涎を垂らしている始末。身体がガリガリなために、すごくアンバランスな体型になった。
自分でもどんどん“メス”にされているのがよく分かる。
嗚呼、嫌だな。気持ち悪い。吐き気がする。
いっそ死んでしまいたいとさえ思った。でも、本気で死のうとする時、最近は何故かあの子の顔がよく浮かぶ。悲しそうな顔で死のうとしてる僕を見てる。その綺麗な瞳を見ても不思議と恐怖心はわかない。代わりに罪悪感と『生きなければ』という使命感がわいてくるようになった。
あの子と出会ってから、色々と変わったと、思う。
「おい」
ボーッとしていると、出口の扉の方からドスの効いた低くて冷たい声が聞こえた。…嗚呼、そうだった。“別の用事”があるんだった。心底嫌になる。
「すみません……す、すぐ、行きます」
軽く水を一口飲んでから僕は急いでスタジオから出た。
******************************
「んああ゛っ!ぐっ……はぁん…」
自分自身の喉からはしたない声が出る。
僕は今、上の偉い人達に組み敷かれている。全裸にさせられ、口に膨張したモノを加えさせられ、穴には何人もの肉棒が出し入れされたのか、分かったものじゃない。
ただ僕は獣のように彼らの上で腰を振って喘ぐことしかできないのだ。情けない。中には自分より年下の若者だっているのに、自分はこんな、こんな下品に。
「あーあ中すげぇ締まる…こんなエロいおっさん隠し持ってたんですか此方の会社は。」
「従順に言うこと聞くし、身体も調教済みだし…老いていても顔立ちがこんなに綺麗だし、文句のつけ所がない素晴らしい肉奴隷ですね。」
「オラッ、ここが気持ちいいんだろ?淫乱。ケツ穴がキュンキュンしてんぞ。どうしようもねぇザーメンタンクだな。あははははは!!」
言わないで。僕の意思じゃないんだ。意志とは関係なしに身体が疼いてるだけ。僕は淫乱じゃない。従順な肉奴隷でもない。ただのおじさんだよ。そんな下卑た目で見ないで。
「あぁっ♡ああ……き、き゛もちい、いっ…あぁんっ♡もっと、もっとぉ……♡」
「自分で腰振りながらオネダリしてんぜコイツ!クソビッチじゃねーか!」
「普段はこの世を呪うかのような面してるくせにっ、セックスになるとこれかよ!」
「淫乱!」
「クソビッチ!」
「ちんぽ大好きなくせに!」
違う!違う違う違う!!違うんだよ……。もう嫌だ…。これ以上身体をめちゃくちゃしないで…心を抉ってこないで…もう………もう…
ドスッ!という鈍い音が耳元で聞こえた。
朦朧とした頭で音が鳴った方へ首を向けると、そこには深々と自分の掌を貫くナイフが刺さっていた。血が出る、たくさん出てる。生暖かい血液が、生命の赤い液体が、僕の元を離れて床へと吸い込まれていく。
どうしてだろう、普通は叫びたいくらい激痛なはずなのに。
「コイツ……××さんが言ってた通り“無痛症”なのか…更にそそる要素持ってんな……はは…………」
──掌からは何の痛みも感じない。
いつからかは知らない。生まれつきだったのだろうか、僕は痛みを感じることができない。この会社に来て無理矢理処女を散らされた時さえも痛みを感じなかった。
ただ体内の違和感のみが、穴の貫通を教えてくれた唯一の感情だった。
心から笑うことも、楽しいって気持ちも忘れて表情も乏しくなった。ただ言われた仕事をこなして、こんな枕営業して自分の身体傷付けて。
「痛みも感じなくてただただ喘いで…まるでセックスのために生まれてきた人形みたいだな?榮倉伊吹さんよォ?」
───人形。確かにそうだと思った。少し意思を持った肉の人形。どうせ最後まで酷使されて捨てられるんだ。穴さえ残ってれば何だっていいんだろう。
「あっあっ…い、いくっ……い、っちゃ……!ああぁっ…………!」
激しく中を突かれて、呆気なくイった。自分の性器と相手の性器からドクドクと熱い精子が出る。
背中を仰け反った勢いで掌の傷口からまた血液が溢れ出す。その血液は身体の至る所に飛び散って精液と混じりあってマーブル状のピンク色へと変色していった。
肺が酸素を求めて多めに息を吸うように催促される。息を吸い込む度濃い雄の匂いと鉄臭い匂いが元々回ってない頭を余計に濁らせていく。いっそこのまま消えてしまえればいいのに。
「あーあ、結構ヤったなぁ。久々の上玉だった。」
「約束通り例の件は通すようにしますよ。ふぅ…またこの身体を味わいたものです。どんなテクのある男娼すらにもない彼だけの魅力を持っていますからねぇ…」
「死なない程度ならどんな傷付けても痛がらないから最高だな。また性癖が歪みそうだ。責任とってもらわねーとな。」
男達の下品な笑い声を最後に、僕はゆっくりと意識を手放した。
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