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男の過去3にしおりをはさみました!
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男の過去3
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美晴と光成は大学へ進学した
2人とも同じ大学だが学部が違うためキャンパスが違い、
必然的に会う機会も減っていった
相変わらず美晴は違うキャンパスでも噂が通る程の
人気ぶりで、美晴の噂を耳にするのは日常であった
しかし、それは突然のことだった
2年生に進級し、学科内1番人気の教授の講義が終わり荷物をまとめている時のことだった
「光成ー、この後飯いかねぇ?」
友人の洋太が隣の席であくびをしながら言った
(こいつ、寝てたな…)
少し呆れた光成だが特に午後の予定も入っていないため誘いにのった
「あぁ、暇だからいいよ」
「よっしゃー!!俺朝からお腹ペコペコだったんだよなー」
流石バスケをしているだけあってか笑顔が爽やかだ
洋太は光成とは違うタイプの日本男子らしい
しょうゆ顔のイケメンであった
性格もさっぱりとしていて爽やかな青年であった
光成は混血ではないが王子様のような女子にモテる優男顔であった
しかし、親しくなるのに時間がかかる性格で、表情の変化が少ないため氷の女王のようであり仲良くなるまで遠巻きに眺められることが多かった
「なになにー?光成くんも行くのー?じゃあ、私も行きたいー!!」
「俺も腹減ったー、行きてぇー」
後ろの席で同じく荷物をまとめていた七海と智樹が話に加わり
4人で昼食に行くことになった
学生に人気の定食屋でサークルや講義の話を楽しんでいると、
「そういえばさ、教育学部の美晴ちゃんついに彼氏できたんでしょ?」
七海がいきなり爆弾落とした
「ぶぅっーー」
光成は飲んでいたお茶を吹き出してしまった
「おい、おい、そんなに驚くことはないだろ
結構有名な話だぞ?」
智樹は鯖の味噌煮定食を避難させながら言った
「あれ?幼馴染だから知ってるのかと思った」
七海は光成から噂の内容を詳しく聞きたかったのだろう
しかし、美晴とは時々顔を合わせてるのにそんな話一切されなかった光成は知るよしもなかったのだ
光成は魂が抜けたかのように脱力してしまったのだった
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