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19にしおりをはさみました!
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「なんか、今日の陽くん、上の空って感じだけど、なにかあった」
「うっ…すいません」
演奏に集中できていないことが正臣さんにバレてしまった。どうしても腰の痛みが気になってしまう。
「…少しタバコの匂いがするみたいだけど」
正臣さんは僕の匂いを嗅いで顔をしかめた。なにか言い訳をしないといけないと思うが、良い言い訳が思い付かない。そんな僕に正臣さんは目を細める。
「……少し来てくれるかな」
正臣さんは真顔で僕の腕を掴んで隣の部屋に連れ込む。
「……なんだよ、これ…!!」
別室に連れ込まれるとそこには壁一面にところ狭しと父さんの写真が貼られていた。常軌を逸した部屋に僕はあとずさってしまう。
「ま、正臣さん…?」
後ろに下がったせいで正臣にぶつかる。正臣さんは俯いて何かをぶつぶつ呟いていた。
「どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだどうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ、どうして僕じゃないんだ」
正臣さんから身の危険を感じた僕は慌て逃げ出そうとするが、僕の腕を掴む正臣さんの手を振り払えない。
「は、離してください…い、痛い…」
正臣さんの手を振り払おうとすると正臣さんはものすごい力で僕の腕を握る。骨が軋むほど強い力で握られ、痛みで僕は顔を歪める
「赤城先生…どうして僕じゃあダメなんですか?」
「正臣さ…ンッ…!!」
僕が正臣さんの言葉の意味を理解するする前に正臣さんにキスされる。僕は目を瞠って驚く。正臣さんは僕が逃げれないように僕の後頭部を掴んで腰に腕を回す。
「あっ…ふっ…んっ…んんっ…」
正臣さんは僕の咥内に舌を潜り込ませ、僕の舌を絡め取る。僕の舌がどこに逃げても正臣さんの舌は僕の舌を絡め取り、深く絡み合ってゆく。正臣さんの濃厚なキスに僕は酸欠状態に陥る。正臣さんを押し返そうとするが体格が違いすぎるせいでピクリとも動かない。結局僕は正臣さんが満足するまでキスされ続ける。
「赤城先生…可愛い…」
長く深いキスで酸欠に陥りぼーっとしている僕を見て、正臣さんは顔を蕩けさせる。
「赤城先生…俺とひとつになってください」
「や、やだ…嫌だって…僕は陽だって」
正臣さんは僕の後ろに手を伸ばす。正臣に後ろの双丘揉まれ、ぼくは背中を反らせる。
「赤城先生のここ柔らかいですね」
「……だから…僕は陽だって」
正臣さんは僕の言葉を無視して僕の双丘を揉み続ける。正臣さんが僕に…いや、父さんにこんな感情を抱いているなんて知らなかった。父さん誰からも好かれる優しい人で僕の憧れの人だった。
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