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nqrse×あらきにしおりをはさみました!
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nqrse×あらき
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あらき『』 なるせ「」
なるせside
どうしようかな?
もう入っちゃうか?
でもまだ時間じゃないしな。
困ったものだ……。
今自分は、あらきの家の前で待っているところだ。
11時に待ち合わせなのだが、今日が楽しみ過ぎて早めに来た。
今の時間は10:38。
そろそろお腹がすいてきたし、寒いし……。
うーん、と頭を悩ませていると、あらきの家の中からドタバタと大きく音を鳴らせていた。
これは危険かもしれない……
もう家の中に入ろう。
そう決断し、ドアノブに手をかけ、合鍵で鍵を開ける。
ガチャ
「あらきー?大丈夫か?」
部屋の奥に進んで、リビングに行く。
…すると目の前には掃除機を持って倒れているあらきがいた。
『ええっ、ちょ、なんでいるの!』
「ご、ごめん。大きな音がして気になって入っちゃった…」
音の原因はあらきが掃除機を倒したこと。
もっと周りに注意して欲しかったな…。
どれだけ心配したことか!
まあ、あらきの無事を確認したから良しとしよう……でもなんで帽子被ってんの?部屋なのに。
たまに部屋の中でもかぶってる人いるけど、あらきはそういう人じゃないからな。
『べ、別にいいけどさ今度からインターホン押して入ってきて……。』
わかった。と返すが、明らかに動揺しているように見えた。
なにか、隠し事でもしてるのか?
バレちゃまずいことなのかな…聞いてみよ……
まず帽子について聞いてみよう。
「ねーあらきーなんで帽子??」
『ええっと、ん??なんでだろ〜??』
へらぁっと笑顔を見せる。
その笑顔が可愛すぎて飛びつきたくなってしまったが、我慢我慢……。
「取って」
投げやりに聞いてみた。
きっと、教えてくれないだろうけど。
『………………やだ。』
……。
もうこうなったら無理やり……って、え??
「あ、あらき…な、なんか後ろ……」
『え、後ろ?』
体ごと後ろを向くあらき。
すると、後ろに何かあった正体は、尻尾(?)らしきものだった。
「え、尻尾??」
『はっ!やべっ…』
なるほど、きっとこれは猫になってしまったのか?
でも、猫になるなんて有り得るのか?
…実際目の前で起こってるから仕方ない…か。
「ってことは、帽子は猫耳を隠してたの?」
あらきが自ら帽子を取るとそこにはピコピコと動く、可愛らしい猫耳が付いていた。
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